AIによる貧困?バーチャルスラムとは?

コラム

数年前からAIが注目され、人工知能が急速に発展しています。人間とAIの共存について、いつか人間はAIに支配されるのでは・・・という話まででてくるくらいですよね。膨大なデータ量によってAIは判断、予測を学習し、人間に代わること、できないことを次々に成し遂げています。

 

AIによる情報技術の進化ははやい!

何年後かには、今ある職種がなくなり、新しい職種が生まれてくるという話題がありました。人間がやってきた仕事をAIに任せる分野が多くなると言われています。患者のCT画像の解析から正確にどんな疾患があるのかを予測し、病気の早期発見ができるなど、データ、解析による情報技術の進化はものすごいスピードで変化しています。

 

貧困の定義が変わってくる?

世界の取り組みSDGsの1つに「貧困をなくそう」という項目があります。この貧困は、経済的、住む地域により食事がとれずに栄養不良になってしまう、病気になっても医療を受けられない、子供たちが安心して教育を受けられない、人間として最低限の生活が営むことができない状態です。

しかし、AIによって異なる貧困が生まれる恐れがあるという話もでてきています。新たな貧困層「バーチャル・スラム」と呼ばれるものです。

 

AIによるスコアリングとは?

人間が支配しているはずのAI、人間にとって役に立つはずのAIによって、なぜ貧困が生まれるのか?と思いますよね。

近年、世界ではスコアリングビジネスが注目されています。クレジットカードの支払い履歴、資産状況、社会的ステータス、交友関係、学歴、職歴など、信用度を数値化・点数化する「スコアリング」によって、融資を受けやすくなったり、住居を借りやすくなったり、様々な恩恵を受けやすいというものです。

実際に中国ではAIがスコアリングした数値をが活用されているという話もあります。

 

バーチャル・スラムとは?

しかし、このスコアは、AIが何を判断としているのか算出方法が不透明であり、問題視されています。スコアが低い人は社会で不利益を受けることになり、努力ではどうにもできずに負のループに陥ってしまうわけです。

一度、低評価を受けてしまった人は再挑戦の機会もなく、AIの予測評価で判断されるなんて恐ろしいものです。

AIが発展する一方で、使い方によってはこのように社会的に排除されてしまう可能性がある貧困層「バーチャル・スラム」が生まれる怖さもあるんですね。

 

色々な分野において基準、審査をすることは必要ですが、AIのスコアリングが信用度としてすべての分野で一律に使われると弾かれてしまう人が増えるというのは、リスクとなります。

人がすべてデータで管理される時代になりつつありますが、ビジネスを合理化するだけでなく、使い方によって恐ろしい側面もあるようです。

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