会社を立ち上げる時、自社をアピールするポイントをいくつか掲げていると思います。
しかし、会社を実際に経営し、試行錯誤していくうちにもっと強力な商品紹介やアピールできる部分が増えていくプラスの部分と、強みだと思っていたものが戦略的に使えない、当初のアピールが活かされていないなどマイナスの部分へと変化がでてくることもあります。
ホームページの制作、広告などで自社を宣伝する際、「自社は何をアピールすればよいのか」がわからなければ、コンセプトを明確にすることはできません。
では、どのようにすれば自社の強みを知ることができるでしょうか。
自社の中だけで強み考えない
身内の中だけで、自社の強みを考えても、自分たちの考えや想いが強くなってしまうことがあります。そのため、定期的に顧客にヒアリング調査をしてみることが必要です。
例えば、
・どうして自社、商品を選んだのか?
・購入する決め手は何か?
・購入後、利用した感想は?
質問数は少なくまとめ、顧客が簡潔に答えられるようにすることで、最後まで回答してくれる可能性があります。
やみくもに質問項目を決めるのではなく、顧客から回答を引き出すことを目的とした質問に絞りましょう。自社にとって必要なキーワード、悩みのポイント、改善点、他社にはない魅力などを知ることができます。
自社を分析する
自社の強みのジャンルが偏らないように、商品やサービスなど、いくつかのカテゴリーに分類し、その中で強みを見つけます。
例えば、1つの商品の良さばかりをアピールしてしまうと、
「他のサービスはどうなっているの?」
「他にアピールポイントがないの?」
と、商品の良さが伝わらなくなってしまうことも。
そこで、いくつかのカテゴリーに分けた中で強みを見つけていきましょう。
野菜を例にしてみると、
- 商品について(鮮度抜群、新鮮とれたて、減農薬、低価格・・・)
- サービスについて(店員の対応、品揃え・・・)
- 売り方について(特売、まとめ買い、サービスタイム・・・)
- 流通について(契約農家と提携、ネット通販・・・)
など、それぞれの項目で他社にはない強みは何か、逆に他社より弱い部分はどこかを分析することができます。
短い表現方法を考える
強みが見え、顧客へアピールする際、短い表現方法が必要になります。あれもこれもダラダラと宣伝文句が多くなるとアピールになりません。
・地域で低価格
・顧客満足度〇%
・1日〇個の売り上げ記録
・〇〇部門グランプリ
・朝採れ!産地直送
これらの短い表現は、ホームページでも販促POPでもわかりやすく見た目のインパクトもあります。
客観的に分析することで、自社の強みも弱みも知ることができます。顧客のニーズも変化するため定期的に調査・分析することでさらに他社に負けない強みを見つけることができるかもしれません。