個人でも企業でも、「自分のものは自分で守る!」という意識を持っていないと、知らない間に無くしてしまったり、盗まれてしまうことも…これは今の時代、モノだけではなく「情報」も失ったり、盗まれてしまう危険があります。
そういえば、自社のバックアップ体制はどうなっていたかな?自宅のパソコンのバックアップは自動でできているかな?しばらく放置していたなんていうことはありませんか。
外部からの仕掛けが巧妙になっている今、自己防衛が必要です。今一度、危機管理を見直していただきたいと思います。
データバックアップをするメリット
「パソコンがいつ壊れてしまうかわからないから、データのバックアップを取っておこう」という話は当たり前ですが、情報に囲まれている今、バックアップを取る理由や保存方法も変わってきました。
雷による突然の停電、災害、人為的なミスによるデータ消去、ウィルス感染、データの流出・・・様々な理由から、データの保管をするメリットが生じています。
さらにバックアップの保存場所も外付けハードディスクだけでなく、インターネット上にデータを保管するオンラインストレージ、ネットワークを介して保存されるネットワークストレージなどがあり、方法も増えました。
データ容量の増大、ネットワーク環境、物理的な外付けハードディスクの破損など、様々な可能性からバックアップ体制は急務となっています。
情報の多くがデータ化されていることに加え、顧客情報の管理や、ハッキングなどの危機管理も考えると、自社だけでのセキュリティでは不安になることも多く聞かれます。
今現在の自社のバックアップ体制はどのようになっているでしょうか。
バックアップ管理に取り組むために
バックアップ管理といっても、データを他に複製するだけが目的ではありません。
◆個人の意識管理
バックアップは、個々の意識も必要です。作業をしている個人個人も常にバックアップを意識しておかないと、上書き保存をしてしまった、整理して削除してしまったなど、トラブルになりかねません。ヒューマンエラーは起きるものです。まずは常日頃から社員教育をしましょう。
◆ウィルス感染
企業のデータを狙うハッキングのリスクは、高まっています。データ改ざん、流出など一瞬で起こります。最新の対応ができるように自社で対応できない場合は、セキュリティサービスなどを利用しましょう。
◆バックアップのデータ容量
バックアップのデータ容量が多い場合、設定時間は負荷がかからない時間にするなど、環境整備も考慮しましょう。業務に支障をきたしてしまうこともあります。更新頻度が高いフォルダー、定期的に見直すフォルダーなど、種類を把握して効率よくバックアップの計画を立てるとよいかもしれません。
◆バックアップ・セキュリティの予算を組み込む
自社だけではどうにもできないトラブルが急増しています。メールに仕組んだ添付ファイルも巧妙に作られていますし、企業を狙って人質のようなやりとりをする手口もあります。
危機管理を考えると、予算を確保し、自社の財産を守るだけでなく信用を失わないようにしましょう。
プロの集団が企業のデータを狙ってきています。しかも進化のスピードが速く、常に最新の対応が求められます。自社でできることはやり、プロの手を借りることも視野に入れて、バックアップの管理体制を見直すことが必要不可欠になっています。
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