諦めることは「挫折」「負け」など、ネガティブなイメージがあります。目標に向かって進んでいる中、途中でくじけてしまったり、失敗してしまったり、到達できないことによって諦めなくてはならないことがあります。
しかし「諦めること」は誰しもが何かの形で経験することです。その時にどのように心を向けていくとよいのでしょうか。
諦めることの方が多いかもしれない
目標に向かって進むために逃げず、努力を続けることはとても立派なことです。「諦めたら終わりだ」と思いながら頑張るために気持ちを高めることもあります。
受験や大会など、成功する人もいれば残念な結果になる人も。だからといって、人生がそこで終わりではありません。
大きな目標でなくても、日々の生活で望む結果が得られないことに直面し、諦めることを余儀なくされることの方が実際は多いのかもしれません。
新たなスタート地点と捉えた考え方
諦めることはネガティブなイメージがあると言いましたが、次のことを考えるのであれば、新たな可能性や成長の機会を見つけることでもあります。
メンタルが強ければ、諦めることをせずに抗うことで次なるエネルギーになる人もいます。
目標に向かって長い時間や努力を費やしてきたことで、諦めることができないということもありますよね。「せっかく頑張ってきたのだから。」と再チャレンジする人も。
しかし、頑なに固執し続けることは、逆に自分を縛り付け、成長の機会を逃すというケースもあります。
時には自分の限界や現実を受け入れて諦めるということも強さです。その経験から新しい道を見つけることも可能だということを忘れてしまいがちです。
過去の挫折や失敗を否定せずに、むしろ学びとして受け入れる、諦めることをのみこむという考えにシフトチェンジしてみる・・・言葉にすると簡単で実際は、そんな簡単に切り替えられないかもしれません。
しかし「諦めること」に苦しさを感じているならば、少し視点を変えてみるとよいかと思います。
お互いに折り合いをつけるためにも
自分自身のことに対して「諦めること」は自分で区切りをつけることですが、他者とのコミュニケーション関係で意見や価値観が衝突する場面もあります。
自分の意見を押し通すだけでは物事を進めることができず、より良い関係を築くために妥協する場合、諦めが必要になることも。
諦めない姿勢は、自分自身の成長だけでなく、周囲にもポジティブな影響を与えることがあります。
しかし、今まで頑張ってきたけれど苦しい、他者に迷惑をかけるなど「諦めること」をのみこんだ先には、今までの経験から得たものを活かし、その先に新しい扉が開くカギとして、積極的に受け入れる勇気も持ってみてください。