近年、SDGs、環境保護、地域貢献の重要性がますます高まり、企業や個人として様々な取り組みが行われています。
企業として何かしらの活動を行っている場合、自社のホームページに取り組みの掲載やイベント参加について活動報告などを掲載しているでしょうか。
発信方法がわからずにまだ何もしていない…というのであれば、もったいないことです。持続可能な未来を築くために必要な取り組みを行っているならば、ぜひ今からでも自社のホームページに限らず、環境活動や地域貢献について発信することをおすすめします。
企業が社会課題への取り組みについて発信するメリット
企業のホームページに社会課題への取り組みを記載することは、近年ますます一般的になっています。企業が単なる利益追求のみだけでなく、社会的責任を果たすことの重要性や、取り組みについて透明性があることを積極的に伝えようとする表れにもなります。
環境や社会課題に配慮している会社となれば、信頼を獲得することができるようになります。
企業が発信する対象は顧客だけでなく株主、従業員、地域社会などさまざまであり、ホームページの掲載内容は企業価値の判断材料ともなっているため、発信をしなければ正当な評価を得ることができません。
また、アピールすることで資金の調達につながる、新たなビジネスチャンスが広がる、他社とのつながりが獲得できるなど、活動を通して得られるメリットがあります。
発信方法はホームページだけではない
自社のホームページの中に掲載する場合、ブログに少し活動報告を書いて終わりではなく、専用の独自カテゴリーやページを作る、サイトを作るなど、しっかりと取り組み内容の詳細について記載することが必要です。書き方をおろそかにすると、活動自体の本気度も疑われかねません。
また、自社のホームページで発信するだけでなく、地元のチラシやラジオ、SNS、ニュースサイトへの寄稿など幅広く多くの人の目にとまるようなPRも併せて行うことで信頼度や会社の知名度アップが期待できます。ブランディング戦略にもつなげることができますね。
社会課題の取り組みにはどんなものがある?
企業が社会課題に取り組みを行う際、費用の問題、人材の確保、実務以外の作業など内容によっては、実のところ厳しい…という現状があるかもしれません。
しかし、目立つような活動ではなくても自社の内部から取り組むことができることも多くあります。
環境に配慮した取り組みとして3R (Reduce: 減らす、Reuse: 再利用する、Recycle: リサイクルする)が知られていますが、今や新たなステップとして5Rが注目されています。
Refuse(リフューズ)とRepair(リペア)の2つを加えたファイブアールです。
例えば、エコバックやマイおはしを持参し、使い捨てのものをもらわないというRefuse(リフューズ)はゴミの元になるものを買わない、断るというものです。
もう一つは修理をして使うRepair(リペア)ですが、ほかにも「Rental(レンタル)買わないで借りる」など、今後も様々な意識改革が必要になります。
このように「できることから始める」ことも取り組みの一環です。各個人での取り組みも必要ですが、企業として何ができるかを検討し、ぜひ発信してみてください。