自分では無意識にぽろっと出てしまう口癖。「今言ってはいけない状況では?」「うっかり口癖で言ってしまった…」など、後悔した経験はあるでしょうか。
言葉は発してしまうと取り返しがきかず、フォローすることも難しいものです。特定の言葉やフレーズを繰り返し使うことで相手に不快感を与える可能性がありますが、口癖には人を不快にする口癖と、人にやさしい良い口癖があります。
人を不快にする口癖とは
自分では言っていることに気が付きにくいけれど、話し相手の言葉には気になってしょうがないということもあります。
例えば、「要するに〇〇でしょ。」「っていうか…」「で?」「は?」「普通は〇〇だよね」「うける~」「やばい」「どうせ」「でも」「だる~」…
簡単に言いがちですが、不適切な場面や会話のたびに言われてしまうと印象が悪くなってしまうこともなりかねません。
・上から目線に聞こえる
・自分を卑下するように聞こえる
・冷たく返されているように感じる
・言われた方もやる気がなくなる
・言い訳に聞こえる
・何も考えていなさそう
相手を不快に思わせてしまい、コミュニケーションが続かない状況にならないためにも、言葉を発する前に一度「間」を置いてみることを心がけましょう。
沈黙に耐えられない、とりあえず言っておこう、雰囲気を明るくするためのノリなど、無理やり発する言葉は聞いている人にとって不愉快に感じることもあり、頻度に気を付けた方がよいことも。
口癖は無意識で出てしまうものです。自分の中で「うるさいかも?」「また同じことを言ってしまっているな」と意識し、自覚を持つことを心がけることで回数を減らすことができます。
良い口癖に変えてみる
口癖を直そうと思うならば、ポジティブな言葉に変えてみることも一つです。
「ありがとう」など、感謝の言葉はいくら言っても、言われても不快になる人はそうそういません。「すごい」や「大丈夫」は言われて嬉しい時もありますが、状況や言い方によっては「本当にそう思っている?」「ただ言っているだけじゃない?」というふうに受け取られてしまうこともあるので、多用することはやめた方がよいかもしれません。
また、言葉に発しないけれど脳内で繰り返される口癖はありませんか。
「どうせ自分なんて…」「面倒くさいな…」など、ネガティブなことばかりの思考の口癖は自己肯定感が下がってしまいます。
脳内で繰り返すのであれば、口癖と同じようにポジティブな言葉、「きっと大丈夫」「できる」など前向きな思考の癖をつけていきたいものです。