終身雇用が当たり前だった時代から転職や起業で再出発するなど、就職に関しての幅が広がっています。
自分が働く職場を探すためであったり、就活生が企業をリサーチする中で企業としては自社のホームページ、採用ページは必要不可欠なものとなっています。
企業は採用する立場である一方、求職者からは他社と比較され、選ばれる立場でもあります。
情報サイトの中で埋もれてしまう企業
今や各企業のパンフレットを取り寄せなくても短時間で会社情報を知ることができます。企業情報の検索サイトも複数あり、検索項目で従業員数、立地、職種などを絞り込んでいきつつ、平均年齢、残業時間、離職率など一覧ですぐに知ることができるため、情報収集としてはとても便利です。
しかし、求職者が優先順位を決めていくためには、アピールが魅力的な企業の方が目に留まりやすくなります。
知名度が高くない企業は差別化できる特徴、アピールがなければ求職者に注目されず、Webサイトの画面上でスルーされてしまい、優秀な人材の確保が難しくなっていきます。
そこで差別化するための1つ!認定制度や社会貢献につながる事業の取り組みなどがポイントとなります。
差別化できる認定制度の取得や取り組み
企業が自社のアピールをする1つの項目として、CSR活動や認定マークの表示が特徴として挙げられます。
企業が事業を行うことで社会や環境にどう関わっているのか、企業が社会から信頼を得られる活動を行っているかという情報は信頼度に影響するものです。
また、特徴の1つにサポートや支援を対象とした認定を取得し、マークを表示しているところもあります。
例えば、厚生労働省の認定マーク。
・子育てサポート企業「くるみん」
・若者の採用・育成に積極的な中小企業「ユースエール」
・女性活躍推進に関する「えるぼし」
・障害者の雇用に関する「もにす」
認定制度ではなく、取り組みを行っていることでマークを使用できる「トモニン」は仕事と介護を両立できる職場環境のアピールにも。
多様な人材が働ける環境づくり
国籍、性、年齢、人種など多様性が受け入れられる環境、ダイバーシティの促進も企業にとって必要なことになってきています。
また、働き方についても個人の事情を汲んでくれる職場は理想です。
さまざまな条件に対応できる環境づくりはメリットばかりではなくデメリットもありますが、常に見直しや改善をし、前向きに検討してくことは、時代の変化がはやい現状では必要不可欠です。
採用競争が高まっている中で人材を確保するために、自社がどのような認定制度を取得しておくとよいのか一度検討してみてはいかがでしょうか。