SNSは若者同士の交流で使うものだから・・・と敬遠していませんか?
拡散力の高いSNSのショート動画は企業も注目し、すでに参入して成功している例もあります。まずは、会社案内としてショート動画の導入にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ショート動画の魅力とは
わずかな時間で視聴者の注意を引くことができる!という点はショート動画の特徴であり、魅力でもあります。
数十秒で視聴者が気軽に見ることができるため、企業の魅力を手早く伝えることができます。
静止画では伝わりにくい情報も動き、音、文字を組み合わせてより「らしさ」をプラスすることが可能です。
オリジナル企画でシリーズ化も
オフィスをぐるっと見渡すだけのショート動画でも静止画より魅力的に情報を伝えることができます。
広告のような製品紹介だけでなく、制作の裏側をちょっと見せる、社員の日常、オフィスのおすすめスポット、ランチタイム・・・ちょっとこだわって音楽やナレーションをつけることで、企業のさまざまな側面を紹介するという工夫は視聴者側も興味を持つのではないでしょうか。。
普段見ることができないような部分を覗くことができるってワクワクしませんか?
成功するためのポイント
ショート動画を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
静止画よりも情報量が多いとはいえ、数十秒にまとめなくてはいけません。まず、メッセージはシンプルで明確に伝えること、一つの動画で伝えたい内容に絞ることが大切です。
さらに企業のブランドイメージを統一し、色合いやロゴ、トーンを一致させることで、企業らしさを定着させやすく、ユーザーに印象を与えることができます。
社外にオープンにしてはいけない情報(人、書類、材料、機械など)が映り込まないように注意してくださいね。
採用担当者は就活生とのつながりにも活用しよう
ショート動画は就職活動にも活用することができます。コロナ禍以降、社内説明会ではなくオンライン説明会が増えました。
職場の雰囲気をリアルに伝えたり、質問に答えるQ&Aの動画や、就活のアドバイスを発信するコンテンツを提供することで企業への関心を高め、就活生の距離を縮めることができます。
学生にとっては、初めての企業とのコミュニケーションに不安を感じていることもあり、ショート動画が身近な世代には強いツールでもあります。
採用担当者自身が出演すれば「あっ。動画で見たことがある人だ」と、学生の心理的なハードルが下がるかもしれません。
商品を売り込むだけが発信ではありません。ユーザーとの距離を縮める、雰囲気を知ってもらう、会社のカラーを伝える方法の1つとしてショート動画を活用し、コミュニケーションを楽しんではいかがでしょうか。
AI技術がものすごいスピードで進化していますね。その中でも「プロンプト」という言葉をよく聞くようになりました。
生成AIが進化したといっても、操作するのは人間であり、的確な指示がなければAIを効果的に使いこなすことはできません。
その「的確な指示」を設計する技術である「プロンプトエンジニアリング」が注目されています。
プロンプトとは?
プロンプトとは、AIに対して出す「指示」や「問い」のことを指します。
ChatGPTのようなAIに「文章を書いて」や「旅行について教えて」という指示や問いがプロンプトになります。
相手は機械なので、誰でも気兼ねなく簡単にでき精度も上がってきているため、とても便利です。
しかし、このAIから望む結果を得るためには、このプロンプトの設計が重要です。
曖昧な指示や質問では、期待通りの答えは返ってきません。AIの答えに対して「そういうのではないんだよな・・・」と、次なる質問をすることになります。
次はもっと具体的な質問を考えたり、状況を説明したり、AIに指示する手順や言葉を人間が考えなければなりません。
このように「問いをどう設計するか」を追求する技術をプロンプトエンジニアリングと言い、注目されるようになってきています。
効果的なプロンプト設計のポイント
先ほどの例で「旅行について教えて」と漠然と尋ねるのではなく、「自然が美しく、歴史的な背景を持つ日本の観光地を3つ紹介して」と具体的に指示すれば、AIはより的確な答えを返してくれます。
1度に複雑な質問をいくつもするのではなく、目的や前提条件を明確にしておくこと、簡潔に伝えることがポイントです。
キャッチボールをしながら少しずつステップを分けて、自分が満足する回答を得るような質問を繰り返して精度を上げていきます。
プロンプトエンジニアという職業の登場
実際に「プロンプトエンジニア」という職業も登場しつつあります。企業は、AIを最大限に活用するために、専門のプロンプトエンジニアを採用するケースが増えてきました。
一度作成したプロンプトが必ずしも完璧な結果を生むわけではありません。
各AIモデルには得意分野や出力の傾向があり、それを把握した上でプロンプトを設計することで、より良い結果が得られます。
同じプロンプトでもAIの種類によって異なるアプローチが必要になるため、プロンプトエンジニアは、AIがどのように反応するかを検証し、必要に応じて微調整を繰り返します。
企業ではAI導入においてビジネスの中で効果的に活用する方法を模索しています。
プロンプトエンジニアはどのようなプロンプトが適切かを社内に指導したり、AI活用のガイドラインを策定したりなど、今までにない職業分野となってきています。
AIが高度化しているにも関わらず、人間の指示の質が低ければよいものは生み出せません。
プロンプトの内容や言い回し次第で、AIの出力は大きく変わり、パフォーマンスを左右することになっていきます。
操作する側の人間の知識や工夫がこれからの時代に求められる力になっていくのかもしれませんね。