近年、手帳ブームでもありますが手帳を使いながらジャーナリングを習慣にしている人も多くいます。
ジャーナリングとは、自分の心に浮かんだことを自由にノートなどに書き出すことで、日記とも似ていますが違いがあります。
日記が出来事を記録することに重点を置いているのに対し、ジャーナリングは自分の心の中を整理するために書くのが特徴です。
例えば、今日感じたことや頭の中をぐるぐるしている悩み、なんだかよく分からないモヤモヤ、そして今一番したいことなどを自由に書きだすものです。
誰にも見せる必要はないので、文法や言葉の正しさは気にせず、大切なことは自分の気持ちを正直に書くことです。
なぜジャーナリングが注目されているのか
毎日の生活の中で情報量は多いですし、スピードも早い時代となり、時間に追われて知らず知らずのうちに心が疲れている人が増えています。
ジャーナリングは頭の中に詰まったものを外に出す作業のようなものです。
自分の気持ちを書き出すことで不安やストレスがやわらいだり、考えが整理されたり、気づいたりすることができます。
さらに、睡眠の質がよくなるという嬉しい効果も報告されています。ジャーナリングは「書くだけ」で心のコンディションを整えることができ、セルフケアにもなります。
書き方のコツはとは
ジャーナリングには特別なルールはなく、誰でも気軽に始められるのが魅力のひとつです。
朝の時間でも夜寝る前でも、自分の好きなタイミングで好きな場所で行うことができます。
頭に浮かんだことをそのまま書き出すだけでOKです。
例えば「今日私の心が動いたことは何だろう」「今どんなことが不安なのだろう」「本当はどうしたいのだろう」といった問いかけを自分にしてみるのも効果的です。
ノートでもスマホのメモでも、自分がやりやすい方法で行うことが大切です。とてもリーズナブルなセルフケアですね。
心がちょっと疲れたなと思ったら始めてみよう
私たちは毎日、仕事に家庭に、人間関係にとたくさんの役割をこなしています。
無意識のうちに頭の中が疲れ切ってしまいます。目まぐるしく過ぎていく日々の中で、自分の気持ちを見つめる時間は案外少ないものです。
感情を整理し、1日の始めや終わりをすっきりとさせる習慣は気持ちの切り替えにも役立ちます。
毎日やる必要はありませんが、1日5分でもジャーナリングのための時間を作り、自分の今の気持ちや考えと向き合うことを意識してみてはいかがでしょうか。