広告を出すと「すぐに問い合わせが増えるんじゃないか」「すぐに商品が売れるんじゃないか」と期待して気になってしょうがないということはありませんか。
すぐにタイミングや内容によっては短期間で成果につながったり、反応があったというケースもあるかもしれません。
でも実際には、広告を見た人がその場ですぐに購入や申し込みをするというアクションを起こすかというと、そうでもないことのほうが多い気もします。
もし自分だったら…必要に迫られていなければ、購入するかどうかワンクッションおきませんか?
多くの場合は「まず知ってもらうこと」から始まります。広告の役割は商品やサービスを販売することだけではなく、会社や店舗の存在を知ってもらって、興味を持ってもらうことも大切な役割なんです。
知らない商品は、選ばれにくいもの
買い物をするとき、人は聞いたことのある商品やサービスに安心感を持ちます。でも反対に、まったく知らない会社の商品はいきなり購入するのではなく、様子見ということも。
どれだけ魅力的な商品であっても、存在を知られていなければ、選択肢に入ることすら難しくなってしまいます。
そのため広告の第一歩は「売ること」ではなく「知ってもらうこと」と考えることが大切。
まずは名前を覚えてもらう。どんな商品やサービスなのかを知ってもらう。そこから少しずつ興味や関心が生まれていくんですよね。
広告は、その最初のきっかけを作る大切な存在なんだと思います。
人はいきなり購入を決めるわけではない
例えば街中で見かけた看板や、SNSに流れてきた広告を見て、その場ですぐ購入するというよりも、一度情報を調べたり、他の商品と比較したり。
ネット簡単に口コミや情報がわかしますし、だまされるのは嫌ですよね。高額な商品やサービスであれば、なおさら慎重になります。
「本当に必要だろうか」「信頼できる会社だろうか」
そんなことを考えながら検討する時間が生まれます。つまり、広告を見たその瞬間に成果が出なくても、不思議ではないということ。
広告の効果は、その場の購入だけで判断できるものではなく、まず知る。次に興味を持つ。そして比較や検討を経て購入に至る。
多くの人は、このような流れで行動しているといなると、すぐに結果が出ないものでもあるんです。
接触回数が増えるほど、記憶に残りやすくなる
広告において重要とされる考え方のひとつに「接触回数」があります。
これは同じ商品やサービスを何度も目にすることで、記憶に残りやすくなるという考え方。
最初に広告を見たときは特に印象に残らなかったとしても、数日後にまた見かけると少し気になるようになりますよね。
さらに何度か目にすることで親近感が生まれて、「よく見かける会社だな」という印象につながっていきます。
実際、私たちの日常にも同じような経験がありませんか。
最初は興味がなかった商品でも、テレビやインターネットで何度も見ているうちに、自然と名前を覚えていたということは珍しくありません。
広告は一度で結果を出すものというより、繰り返し接触することで効果を高めていくものでもあるんですよね。
さらに有名人や口コミで話題になれば、拡散力はすごいことになります。
認知は、将来の集客につながる
広告の成果というと、問い合わせ件数や売上は重要な指標です。ただ、認知の拡大も大きな成果のひとつとなります。
例えば、今は商品を必要としていない人でも、将来的に必要になることがあります。そのときに思い出してもらえるかどうかは、過去の接触経験が大きく影響してくるという可能性も。
「あの広告で見た会社だったな」 「以前から名前は知っていたな」
そんな記憶が、購入や問い合わせの後押しになることがあります。
認知は目に見えにくい成果なので、実感がしにくいですが、長期的な集客には欠かせない要素。
だからこそ、多くの企業が継続的に広告を出し続けているんですよね。
広告は、積み重ねによって力を発揮
広告は一回出したら終わりにするのではなく、継続的に発信することで、少しずつ認知が広がっていきます。
もちろん、広告の内容や掲載場所を見直すことも重要です。ただ、それと同じくらい大切なのが続けること。
一度の広告で反応が少なかったとしても、多くの人の記憶には残っているかもしれません。
そして数か月後、あるいは数年後に、顧客になる可能性もあります。
広告は短距離走というよりも、長い目で見る活動に近いものだと思います。
すぐに結果だけを求めるのではなく、少しずつ認知を積み重ねていく長期戦という意識も必要です。
広告は商品やサービスを売るための手段であると同時に、知ってもらうための手段でもあります。
何度も接触することで記憶に残って、信頼感や親近感が生まれていき、その積み重ねが、将来の問い合わせや購入につながる可能性を持っています。
広告の成果を考えるときは、目の前の売上だけでなく、「どれだけ知ってもらえたか」という視点にも目を向けてみたいものですね。