ため息をつくと「幸せが逃げる」という話を聞いたことはありませんか。ため息はネガティブな印象があります。幸せを感じている時にため息をつくことはないですよね。悩みがある時、疲れている時、ストレスを抱えている時など、マイナスの気持ちになっている時にでてくるため息。
ため息をついている時は、幸せが逃げるというより、幸せがやってこない状態かもしれません。しかし、ため息をするということは体の酸素不足信号です。人間は呼吸によって血液の流れを良くし、寝ている間も必要なこと。ため息ついでに、少し呼吸を意識してみませんか。
ため息をつく時は自律神経が不安定になっている
ため息をついている人を見ると、疲れていそうだな、つらそうだなとわかります。ため息をつく時は、気持ちが不安定で体も緊張状態。その時の呼吸は浅く、血液中の酸素が少なくなり、血管が収縮させてしまいます。よく聞く自律神経が不安定になっている、乱れている状態です。
自律神経が不安定になるとどうなってしまうの?
自律神経の乱れによって心も体も壊れてしまいます。
・体の不調(便秘、肩こり・腰痛・頭痛、冷え、めまいなど)
若者は多少、自律神経が乱れてしまってもリカバリーする力がありますが、大人は男性が30歳くらい、女性が40歳くらいから機能が低下し、乱れやすくなってしまうと言われています。
呼吸は自律神経の乱れを改善させる方法
自律神経を元に戻すためには、いくつか方法がありますが、その中の1つは
長く息をはくこと、そしてたくさんの酸素を取り入れる
ことです。ため息ついでに深呼吸をして血流を改善させることを意識してみましょう。深呼吸は深く吸って、ゆっくり時間をかけて息を吐くです。
その他にもアルコールを多量に摂取しない、食生活、運動、入浴、睡眠、リラックス、ストレッチなど生活習慣で気を付けること、取り入れるとよいものなど、様々な働きかけができます。
ため息は体にとって良いことではありますが、人前ですることはNGです。ため息は、ストレスのサインです。人間、疲れすぎてしまうとため息もでません。自律神経は自分の意志でどうにかすることはできませんが、様々な方法で改善することができます。
ため息がでる時の体のサインをスルーせず、自律神経の乱れを早めに改善しましょう。仕事の合間にも、深呼吸をしてみてください。