今や店舗や事務所を構えなくても、モノという物体がなくてもお金を得る方法が広がりました。販売場所が多様になると同時に、個人が自分の趣味、特技、体験を活かすことで、さらにアイディア次第で稼ぐことが無限に広がっています。
企業という大きな会社でなくても個人が始められる仕事、販売場所にはどんな種類があるのでしょうか。
モノ、体験、技術をどうやって売るか
例えば、モノを売る場合は個人で仕入れをしたり、趣味を活かしてハンドメイドでアクセサリーや衣料品などを作ったり、本を書くなどがあります。
自分の人生経験、得た知識などの体験やノウハウなどがあればセミナー開催、教室を開くなど人に教えるという稼ぎ方もあります。
また、プログラミング、ネット設定、HP開設などのパソコン関連の技術力があれば困っているユーザーのサポートなど、個別相談に応じて対応することで報酬を得るという方法もあります。
販売する場所は?
では、販売する場所にはどんな種類があるでしょうか。大まかに分けると、
・インターネット販売
・対面販売
・委託販売
があります。
インターネット販売
個人でホームページを開設したり、オリジナルショップを簡単に作成できるサイトがあります。また、ハンドメイドマーケットプレイスなどの手作り作品を専門に扱っているサイト、フリマアプリ、技術を売るマッチングサイトや、自費出版が可能な販売場所があり、「売りたい人」「買いたい人」が商品、カテゴリーごとに目的を持って集まりやすい仕組みがあります。
ネット上なので、地域に限らず、どこでも誰でも売り買いができるため、ちょっと興味がある、試してみようかなという気持ちで始められるメリットがあります。
対面販売
展示イベント、フリーマーケットなど実物を展示しながら、購入者と直接やりとりしながら販売ができます。しかし、ある程度の商品量がないと店舗の魅力がありません。
これをきっかけに、名刺やチラシなどでインターネット販売へ誘導することもできます。
また、モノがなく技術を売りたい場合でも、特定のイベントでブースを借りることによって場所を確保し、工夫次第で技術力をアピールするチャンスにもなります。
委託販売
ハンドメイド作品の販売方法で有名なものには、雑貨店や、美容室、レンタルボックスなどに商品を置いてもらい、委託先に販売をお願いします。
他と差別化する工夫を
いざ売ろうと思うと困るのが価格設定。売りたいがために安い設定にすればクォリティが低いと思われ、高い設定にすれば売れないかもと不安に。
同じような商品が市販でも購入できたり、自分より技術力が高い競合がいる場合にはなおさら価格設定が難しくなります。
知名度も低い、ブランド力もない、競合が多い・・・
何事もそうですが、周囲と同じようにやってもなかなか成功せず、最初の意気込みがトーンダウンしてしまうということが多々あります。
商品を売るためには、リサーチすることがまず第一歩。成功者がしていることは何か、お客さんが求めていることは何かを知ることが重要です。そして、そこから自分には何ができるかを考えていきましょう。
例えば、ハンドメイドのアクセサリー販売にしても、
・納期を早くする
・着物、ドレス、ビジネス、女子会・・・などシーンに合わせたアクセサリー
・髪飾りとお揃いのネックレスやイヤリング・ピアスで統一感
・オーダーメイド
・使用している材料にこだわっている
・カラーバリエーションにも対応
など、商品だけでなく、サービスが付加価値としてあると魅力が増します。
ネットトラブル対応のサービス販売では、
・24時間以内に対応する
・SE歴〇〇年、経験豊富
・書いてあること以外にも困ることがあれば相談に応じる
・トラブルの解決方法を丁寧に説明します
技術力だけでなく対応力があるほど、頼んでみたいな、リピートしようかな、安心できそう、相談しやすそう・・・と選ばれやすくなります。
試行錯誤しながら自分の場所を見つけていく
販売する場所はいくつか種類があり、売る商品も「モノ」だけでなくサービスや技術など、誰でも気軽に商売が始めやすくなったというメリットがあります。逆に、ネット販売では商品を実際に見ることができないため、購入者とのやりとりでトラブルが起きることもあり、デメリットもあります。
しかし、コツコツと販路を広げることで知名度がアップしますし、ライバルを知ることで見直す部分もでてきます。開業届、確定申告などの準備も考えつつ、アイディアを活かしてファンを広げていきましょう。