みなさんはラジオを聴く機会はあるでしょうか?普段ラジオをつけていないし、何年も聴いていない・・・物を売る仕事をしている方はぜひラジオを付けてみて下さい。ラジオショッピングのセールストークをぜひ聞いてほしいと思います。
テレビショッピングとは違う!画像ナシでトークのみの商品販売
毎日同じ番組のラジオを続けて聴いていると、ラジオショッピングのトークには流れがあることに気が付きます。
1. 悩み事、困っていることをリスナーに呼びかける
ラジオパーソナリティーの方が、
「△△が気になる季節になりましたよね?」
と、前振りからスタートします。
例えば季節で必要なアイテム、年末のカニ、カーグッズ、家族で使える歯ブラシ、毛布、悩みの口臭、白髪、健康グッズなど、商品は様々です。
2. 問題点をいくつかあげて共感を得る
次に、
「こういうお悩みありますよね」
「人に会った時に困ることがあるので悩んでいました」
と、共感を持ちつつ、自分も「うんうん、気になる!」「そういう心配があるのか」と引き込まれていきます。
3. 商品のアピール
そこで、販売商品のPRが始まります。
例えば、最新モデル、コンパクトサイズ、取り付け簡単、家族で使える、使ったら効果が得られたなど、最大限のアピールへ突入です。
加えて、リスナーが気が付かなかった付加価値を気づかせてくれます。使い道は1つだけでなく、2つの用途がある、こんな場面でもあんな場面でも使えます、など「おぉ~、それはお得かも!」と思える内容が次々に出てくるんです。
4. お値段の発表
最大限、リスナーを惹きつけてからお値段の発表という流れがパターン化していますが、ここでさらにお得感を感じる内容がポンポンとでてきます。
数量限定
昨年度は人気商品ですぐ品切れになった
次はいつ入荷するかわからない
1個のところを2個にする
人間、欲しいと瞬時に思った時にすぐに行動に移してしまうことってありますよね。上手な流れだと思います。
ラジオはリスナーとの距離感が近い
ラジオは番組内にリスナーからのメール、Fax、ツイッターなどがリアルタイムに紹介されます。よく聞くラジオネームの方もいらっしゃいますし、DJの方のコメントもあり、距離感が近いのが良いところですよね。
安心感、信頼感、親近感がリスナーとして感じられているようです。
DJやパーソナリティーの話術が見事!
また、人気のDJやラジオショッピングを担当している方の話術によって、
「聴いているだけですごくおいしそうに感じる」
「効果がありそう」
など、商品に魅力を感じ、引き込まれていきます。
ラジオは画面がありません。それなのに商品が売れる・・・
商品説明を聞いているだけでイメージができるトーク力はもちろん、使用感、効果、使い方まで納得した上で、リスナーに購入まで結びつける、そんなラジオショッピングのマーケティングは参考になる部分がたくさんあります。ぜひラジオを聴いてみてください。