あるテレビ番組で、社長さんのお宅へ訪問する企画がありました。どの社長さんの家にもずらりと並んだ本がたくさんありました。経営学だけでなく、歴史書、趣味などジャンルは様々。成功者たちと読書量は関係があるのでしょうか。ちょっと気になりませんか。
成功者は読書を趣味にしている人が多い?
ビジネスを成功させるために読書をしているのか、もしくは、もともと成功者の人たちは趣味が読書なのでしょうか。
子役で有名だった芦田愛菜さんは、女優の仕事をしながら中学受験をし、読書量が多いことで有名でした。小学生の時に月間60冊を読破したこともあり、中学生になってからも年間300冊というのだからすごいですよね。親が物心ついた頃から、本を手に取るような環境にしていたという話があります。
海外の成功者も読書は欠かせないようです。例えば、
イーロン・マスク(アメリカの実業家、スペースXのCEO)は、若い頃、SF小説を1日に最大10時間読んでいた。9歳の時にはブリタニカ百科事典全巻を読破。
マーク・ザッカーバーグ(アメリカのプログラマ、実業家、Facebookの共同創業者兼会長兼CEO)
2週間に1冊、本を読むと誓っていた。
ビル・ゲイツ(アメリカの実業家、マイクロソフトの共同創業者兼元会長兼顧問)は、年に50冊、およそ1週間に1冊、本を読み、ほとんどがノンフィクション。
と、世界を動かしている人たちは忙しいはずなのに、どこで時間を作っているのでしょう。
日本のベンチャー経営者である、楽天の三木谷さん、サイバーエージェントの藤田さん、ホリエモンこと堀江氏も、発言の内容からも読書について語っています。
なんのために読書をするのか?
読書家たちは、趣味で読書をしている人もいますが、やはり探求心、自分を高めるため、より学ぶために本を活用しているようです。
成功者たちが読書をする理由に、
- 本をたくさん読むことによって知識が身についた
- 異なる文化、信仰、歴史、テクノロジーについて学ぶことを重視するため
- 自分が存在する世界について、より深く学びたいという欲求を満たすもの
- 読書には、さまざまな知識を得ることができるという効用以上に、「言葉」や「語彙」を学べる、という収穫がある
などの発言をしています。
本を読んで人生に活かす
読書をたくさんしているからといって、必ずしも成功者になるとは限りません。しかし、成功者の多くは読書量が多いと言われています。
成功するかしないかは、読書だけが影響するわけではありません。しかし、「読んだことによって学んだか、学んでいないか、行動に結びつくか」が分かれ道です。
ただ本を読んで、自分とは意見が違うな、この人はすごいな、面白かった、つまらなかったと自己満足だけの読書では自分自身が変わることはありません。
一見、関係がない分野の本だとしても、どの本にもメッセージがあります。そこを自分の中にどうやって取り込むか。幅広いジャンルから学ぶことは人生に影響するかもしれません。
何かを始めようと思っている方、仕事上で行き詰っている方、さらに事業を拡大しようと思っている方、専門書だけが勉強ではありません。本から多くの人の声を学んでみませんか?