Webサイトは好みのデザインで仕上がったら、「はい出来上がり!」というわけにはいきません。事前準備で色々とリサーチをして、構想を練って時間をかけたからバッチリ!というものでもありません。
Webサイトはユーザー、お客様という相手がいて常に動いているということを意識し、システムの向上、運用など、成果を上げるため、日々の研究やメンテナンスが必要なんですね。
そこで、より成果を上げるために、A/Bテストが用いられ、検証を繰り返しながらWebサイトを改善していきます。
A/Bテストとは?
簡単に言うと、バナー広告、リスティング広告、ランディングページなどの効果検証を行うことです。
AまたはBのテストを行い、どちらがよいか?を繰り返し検証し、判断していくものです。成果の高いパターンを実装していくことで、Webサイトのページをより良く改良しながら、最適化を行います。
例えば、テストAとBを比較した場合、Aの方に効果があった。Aの中でもA-1、A-2、A-3とバナーの位置を変えることでA-3に成果が出た。A-3の中でも広告文を比較するテストを行い、さらに検証を重ねていく・・・
このように2パターンだけでなく、C、D、E・・・など、複数のパターンで検証することもあります。
A/Bテストを行うべきWebサイトの場所とは?
Webサイトの検証するべき箇所はいくつもあります。ユーザーがどこに目を留めるのか、どこでクリックするのか、サイトの種類によって様々です。
その中でも、よく注目されて検証されている場所とはどこでしょうか。
いくつか例をあげてみます。
1. ファーストビュー、メインページ
サイトの顔、第一印象の場ですよね。画像の大きさ、色の組み合わせ、動き、読み込み速度、情報の配置・・・
お問合せしたくなるようなサイトであれば、電話番号の表示やお問合せページへのリンクをどこに配置するか、検証するべき重要箇所となります。
2. ボタンの色、配置、存在感
文章や画像にまぎれてしまって、ボタンの存在感がない・・・なんていうことはありませんか。
ボタンなの?ただの画像なの?製作者側は当たり前にわかるでしょ?と思っていることでも、ユーザーは存在に気がつかず、見過ごされていては意味がありません。
ユーザーがボタンとして認識しているのか、邪魔な存在か、押してみようと思う存在か、やたらと目について敬遠されてしまうのか、検証することで結果が見えてきます。
3. ユーザーが注目する場所、離脱場所
ユーザーは必要な情報を求めてサイトを見ているため、スクロールして一気にサイトの下まで行き、自分が興味ある所に戻ってくることもあります。
もしくは、そのまま離脱してしまうことも。どこで動きが止まるのか、どのページへ移動するのか、外部リンクは必要かどうか、Webサイトを向上させるために、テストは欠かせません。
改善を繰り返していこう
A/Bテストを繰り返すことで、売り上げの増加、コンバージョン率の向上など、反応が変わってきます。Webサイトをよりよくするため、テストを繰り返し行いながら、改善を繰り返していきましょう。