新聞・雑誌・カタログやブログなどの記事を読む時、端から端まできっちり読みますか?どちらかというと、気になった「見出し」を選び、そこからさらに詳細記事を読むパターンが多いかと思います。
ホームページでも多くのユーザーはコンテンツの内容を全部読んでいるのではなく、取捨選択し、拾い読みをしていると声が聞かれます。
ということは、どんな分野でも記事に興味を持ってもらう、読んでもらうためには、まずは「見出し」がチェックポイントとなるわけです。
「見出し」の役割は結構重要だった!
「見出し」は簡単に言うと、記事や文章をズバッと要約したものです。そのコンテンツの顔ですね。ユーザーが「見出し」に興味を持って記事を読み、情報を得た時の満足度が重要となります。
もしここで、「見出し」と記事の内容が一致していない場合、情報と読者との信頼関係が崩れてしまい、そのコンテンツだけでなく、ホームページ全体の信頼性も失ってしまうことにもなりかねません。
「見出し」はビジュアルも大切!見た目の工夫を
人は一瞬の見た目で物事を判断します。「見出し」を読むというより、「見る」ですね。ビジュアル要素も大事なポイント。今はなくなってしまいましたが、電車の中吊り広告は、タイトルが並んでいるだけで話題性、興味を惹きつけるものがありました。
文字の大きさ、配色、字体(フォント)、文字間隔、文字数、余白、角度・・・
人の目線を動かさずに、ひとかたまりとして読める文字数が9~13文字と言われています。目線を動かさなくても、パッと見ただけで頭に入ってくる文字数や大きさ、インパクトなどのビジュアル面は、人に印象づけるポイントとして大きく影響します。
文字を加工することで、クール、カジュアル、ポップ、スタイリッシュなど雰囲気を変えることができるため、記事の内容に合わせた配色、文字の大きさ、角度、フォントを選びましょう。
ホームページやブログではアイキャッチ画像の役割も有効
アイキャッチ画像とは、文章のイメージを画像にしたものです。見出しの上に配置し、ユーザーを誘導するために使われています。記事の内容を連想させるものや、簡単な一言をアイキャッチ画像に使うことで、スピーディーにユーザーの好奇心を引きつけることが可能になります。
「見出し」にはいくつかの種類がある
新聞の見出しには、新聞社によって名称が多少異なりますが、軸となる見出しや内容を補佐する見出しなど、役割があります。
主見出し(本見出し)・・・最も大きな見出しのこと(7~9字)
肩見出し・・・主見出しにつなげるなど、内容を強調したもの
その他、主見出しの次に2次的要素の袖見出し(10~11字)、中見出しなどの用語があります。
ただこれらの見出しを並べるだけでなく、ビジュアル面や読みやすいバランスを考えて配置し、効果を発揮させています。
いくら記事の内容が立派でボリュームがあったとしても、構成にメリハリがなければ読むことに敬遠してしまいがちです。記事の内容にインパクトを持たせるために、まずは見出しの工夫をしてみましょう。