今や起業家が増え、ネットショップや個人店もチャレンジがしやすくなり、業種も多種多様になりました。しかし、大手がいる業種では競合相手が強すぎ、参入することはとても難しい現実があります。そこで、注目するべきフィールドは「1位になれる分野」を探すこと。競合相手が少なく、ニーズがあるものはまだまだたくさんあるはずです。
自分が得意とするフィールドを探す
商品やサービスとして売れなければ経営は成り立ちません。まずは自分が得意としている分野について事前リサーチが重要になります。
多くの人にはあまり知られていないジャンルだとしても濃いユーザー層がいるのであればSNSや動画で宣伝することができ、日本だけでなく海外へ広めることができるという時代でもあります。
すでに先駆者がいることが多いものですが、幅広い視点でどの場所でどのように勝負をしていくのか、フィールド探しには時間をかけてみてください。
ブログの世界も今の大手起業がやってきたことも同じ
ブログの世界でも、検索の上位表示を狙う為にキーワード戦略を考えます。ブログにリンクを貼ってポチっと押してもらうことでジャンルごとにランキングが表示されるサイトがありますが、よく言われていることは、「そのジャンルで1位になることを目指す。」です。
大手企業の例では、旅行代理店のエイチ・アイ・エスは当初、ハワイやグアムではなく格安ツアーとして有名ではなかったバリ島に注力し、その後、プーケットやセブ島へと広げて成功しました。
まだ誰も手をつけていない未開の案件をどう活用するか、アイディア次第で成功につなげることができます。
人が殺到してから始めるのは遅い!常にリサーチ
タピオカや生食パンのブームでは、次々と店舗がオープンしていました。しかし、人は飽きるものです。
フットワークが軽くあえてブームに便乗して店を構え、ブームが去ったらすぐ次へという手法もありますが、息が長い店舗を続けるのであれば常に業界のリサーチをしなければなりません。
狭い範囲からのスタートでコツコツと種まきを
いきなり、「日本一」を狙う必要はなく、「地元人気ナンバーワン」でも「〇〇分野で圧倒的シェア」など、範囲を限定することから目指してください。
同時に、SNSの活用や、大会、コンテストにチャレンジしてみたり、フェアに参加してみたり、活動を広げていくことで認知が広まっていきます。
地道に種まきをしておくことは時間がかかるため、コツコツと作業をしておくといいですね。
ランチェスター戦略を考えてみる
「その世界で専門家になる」ために何ができるのか、どんな需要があるのか、資金は?運営場所は?・・・考えると多くの問題が山積みで、始める前から怖気づいてしまいます。
コーヒー1つをとっても、すでにカフェは多く、焙煎も人気、移動カフェやペットカフェ、コワーキングスペース対応、コンビニコーヒーもクォリティが高い、ネット販売・・・入る余地がないのでは?と思ってしまいます。
確かに、すでに競合が多い分野ですよね。コーヒーにプラスできる付加価値として何で勝負すればよいのか、差別化を意識しなくてはなりません。
マーケティングにランチェスター戦略というものがあります。
もともとは軍事作戦に用いられる理論でしたが、「弱者の視点」と「強者の視点」で分析して経営戦略や販売方針を立案する手法として使われています。ランチェスター戦略の目標は、他を圧倒的に引き離して1位を獲得すること。
ちょっとの差でしか勝ち目がないなとなるならば、コーヒーにこだわらず、フィールドそのものを変える必要もでてきます。
キーワード戦略もそうですが、答えはなく、多くの人が必死に成功する道を探しています。常にアンテナを張り巡らせて、アイディアと行動力で専門家になれる分野を探し、上位を狙いましょう。