「待つことが嫌いな人」と「待たせることに悪気を感じない人」。あなたはどちらのタイプでしょうか。
これは社会の中でよく見られるものですが、お互いの言い分、性格、考え方の違いがあるとわかっていても、時にはイライラしたり、させてしまったり・・・トラブルの原因にもなりがちです。
お互いの違いはどこにあるのでしょうか。個人によって異なる部分もありますが、一般的に言われていることを比較してみます。
待つことが嫌いな人の傾向
・時間の無駄
・尊重されない感覚
・不安
・ストレス
・コミュニケーション不足の不快感
・他のスケジュールへの影響
待つことが嫌いな人は約束を守ることを大切にし、他人にも同じ姿勢を期待します。相手の時間を守らない行為に対して、自分の価値や重要性が軽視されているように感じることがあり、尊重されていない感覚に陥ってしまう人もいます。
待つ=空白の時間が生じてしまいますよね。すぐに切り替えて他のことができるならばよいのですが、自分の貴重な時間が浪費されると感じ、待つ間に他の重要なことを成し遂げたり、リラックスしたりできるかもしれない・・・という思いから、ストレスにつながってしまうことも。
また、遅刻で待たされる場合、その後のスケジュールや計画が狂ってしまうかもしれない、他へ影響がでてしまうという不安を抱えることがあります。
特に相手から連絡や説明がないなどのコミュニケーション不足は、不安感が増し、ストレスからイライラへとつながる原因にもなります。
一方、待たせることに悪気を感じない人はどんな考え方なのでしょうか。
待たせることに悪気を感じない人の傾向
待たせることに悪気を感じない人は、時間に対する異なる視点を持っている傾向にあります。柔軟でのんびりとした方向性で、締め切りやスケジュールに緊張感を持たない感覚を持っています。
端的に言えば、時間にルーズで、他人の時間をあまり気にしないということですね。
中でも背景には様々な要因があります。
・時間の管理が難しい
・意図的な遅刻ではない
・コミュニケーションの不足:
・柔軟性を重視する考え
もともと時間の感覚が薄く、間に合うと思っていたけれど実際は遅くなった、余裕を持った行動をしていないことに対しても、相手をイライラさせてしまう原因にもなってしまいます。
また、待たせる側であるにも関わらず、遅れについての連絡を怠ったり、説明が不十分なためコミュニケーション不足により相手への不快感を引き起こすことも。
待たせる側が時間に対して柔軟なアプローチ方法をたくさん持っている場合は「カフェで待ってくれればよかったのに」「来ないから近くのお店にいるよ」など、ストレスを避ける考え方を持っていることから、相手のイライラが理解しがたいということもあります。
両者が交わることはないけれど上手くやっていくには?
まず大事なことはコミュニケーションです。自分の考えを押し付けたり、相手のことを考えない行動も良いことではありませんが、互いの立場と感情を理解するためにオープンで率直なコミュニケーションが必要です。
そして、お互いの妥協点を見つけること。
待つことにイライラする人は、相手に完璧さを求めず、柔軟性を持って対応すること、その後のスケジュールに影響が大きくなければ、適度な寛容さが大切です。
待たせることに悪気を感じない人は、予約やスケジュールを調整する時には、時間に余裕を持つ、間に合わない場合は必ず連絡を入れ、相手を不安にさせないことを心掛ける努力が必要です。
時間の感覚は文化や環境によって異なることがあります。相手の文化や価値観を尊重し、誤解を避ける努力が必要ですが、だからといって約束は守らなければなりません。
今の時代、相手とすぐに連絡を取ることができるツールもあり、便利になった反面、相手との約束がルーズになりがちです。ツールに甘えず、お互いの関係を崩さないようにしたいですね。
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