起業をするためには資金だけでなく、人脈、戦略、サービス、運営…多くのことをクリアしなければなりません。いつか起業したいな、独立したいなと考えていても、実際はハードルがとても高く、なかなか行動に移すことができない人も多いのではないでしょうか。
一歩踏み出すことはタイミングや勇気が必要であり、下準備や勉強などを考えるとすぐに起業を形にすることは難しいものです。
しかし一昔前と異なり、ネットワークが進化しサービスの幅が広がり、クラウドファンディングもある今、高校生で起業する学生も実際にいます。
今の高校生は授業で探究活動というものがあり、実際に自分の将来の職業についてや起業について、より良い世の中の仕組みづくりについてなど、自分たちで問題点を考えたり、どのように解決していくかということを実際に動いて学んでいます。
高校生ビジネスアイディアコンテストが多く行われているのをご存じでしょうか?
プレゼン力、企画力、アイディア、戦略…高校生の熱意を見ることができます。
大人の社会人でもなかなかできないパフォーマンスに驚きです。
企業も参加する高校の授業
社会の一員になるための準備が高校生から始まっています。株について学んだり、ボランティアを積極的に行ったり、世界に目を向けたりと座学中心だけではありません。
企業も高校生に注目しています。数社から指令を出し、高校生グループがアイディアをプレゼンするという授業では、半年かけて考えるというプログラムも。
世の中は何に困っていて、どんなサービスを欲しがっているのか、さらにはそれをどのように利益還元ができ、社会貢献にもつながるのかなど、夢物語だけでは終わりません。リアルに考えるので真剣です。
しかも高校生のアイディアだからこそ、面白い発想、大人が知らない流行りなど気づかされる部分が多くあります。
また、ビジネスアイディアコンテストが年間を通じて多く開催され、予選、本選と本格的な勝負が行われています。
審査員からの質問にも的確に答える…自分から積極的に参加する高校生を応援する企業が増えているんですね。
起業することは簡単ではないけれど誰にでもチャンスはある
高校生で起業する人がいますが、もちろん周囲のサポートがあってこそです。起業したら終わりではなく、会社の経営は運用し続けなければなりません。
起業するためにも、手続き、法律、制度、仕組み、資金、雇用問題…学ぶべきことがたくさんありますが、勉強をする場が今はとても多く、自分の行動力によって解決できることがほとんどです。
自分が誰のために何をしたいのか、社会にどのように貢献できるのか、明確な信念を持っているのであれば、誰にでも起業できるチャンスはあります。
今までの生活を当たり前を思わず、より良くするための工夫はまだまだあるという視点で少し周囲を見てみると気づきがあるかもしれません。