企業が開催しているコンテストには様々なものがあります。物語、絵本、俳句、作文、ロゴ、イラスト、キャッチフレーズ、新たな商品、ポスター、写真・・・。小学生から大人まで幅広い年齢層で開催されていますが、どの年代もクォリティが高く、アイディアも豊富です。
もし自分の作品が採用されれば実際に使用されて嬉しいものですし、賞金によっても参加者はやる気がでるかもしれません。
企業が社内ではなく、一般を対象としたアイディアコンテストを開催するメリットはなんでしょうか。
幅広いアイディアに期待ができる
コンテストを開催することによって広範囲の参加者が集まり、自社の認知度アップや商品・サービスを周知することができます。社内だけの開催よりも、より多くのアイディアを集めることができ、従来の視点とは違った新たな視点からアプローチをすることも可能になるため、企業としてメリットが期待できます。
ブランドの露出とプロモーションに役立つ
毎年開催され、話題となる川柳や俳句などのコンテストがありますよね。発表を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。「あ~、もうそんな時期なんだね」というくらい定着している行事のようなものもあります。
毎年恒例となっていたり、SNSやテレビんどで取り上げられることは、参加者との関りを通じてポジティブなイメージを築くことができます。
応募作品の中から得られるものがある
応募作品を審査している中で、市場調査や顧客フィードバックを獲得する重要な手段にもなります。市場のニーズやトレンドを把握し、製品やサービスの改善に役立てることにつなげることもできますし、優秀な参加者は企業の注目を集め、将来の雇用や提携の可能性にも期待することができます。
参加者にとっても腕試しの場にもなる
参加者にとっても、「採用されたい」という気持ちで応募します。他の人はどんな作品なのか気になるところですよね。もし今年採用されなかった場合でも、また来年チャレンジしてみようと向上心が芽生えるきっかけになるかもしれません。日常生活からふと思いつくアイディア、自分の作品を世に出すきっけかなど、様々なコンテストを選択することができるというのも楽しさの1つとなります。
企業側のメリットだけで開催しない!参加者のことを考える
自社の知名度アップのためだけに参加者を利用するようなコンテスト開催には、質の高い作品をを集めることはできません。参加者はコンテストのために時間をかけています。開催をするならば参加者に対して誠意を持ち、お客様に還元できる会社であってほしいものです。
ただやみくもに「コンテストを開催しているので応募してください。景品があります。」という宣伝ではなく、「何のために開催しているのか」「何に使用するのか」参加者にとってイメージしやすい具体的なビジョンや概要を明示する必要があります。
ゴールに向けてどのような宣伝をアプローチしていくのかを事前にしっかり組み込んでから告知しましょう。
また、近年はAIを使用したり、盗作などの見分けがつきにくくなっています。著作権の問題など、コンテストを開催する側は検査方法などを専門家としっかり打ち合わせし、トラブル対応にも備えてください。