最近のビジネススタイルが変わってきたと思いませんか。インターネットやSNSなどが当たり前の時代になり、どこにいてもつながることができ、消費者が選ぶサービスの選択肢が増えました。
スーパーに売られている商品からモノを選ぶ、希望したいサービスは自分で足を運ぶことが前提の時代から、今や家にいながらお店、商品、人、場所、価格、時間、支払い方法から選ぶなど、自分で自由に決めることができます。
さらに、販売側がお客様に「寄り添う」スタイルのサービスも加えられてきています。
企業側が受身のビジネススタイルだった
以前は、企業が作ったものがよく売れる時代で顧客や市場の要求に対して企業側が対応する「受身型」が主流でした。企業はライバルが出現すれば新製品を開発するスタイルを繰り返していましたが、革新的な新しいアイディアが生まれにくい状況でした。
コミュニケーションをとる提案型に
その後、お客様に「どんな機能が欲しいか」「どんなことを希望しているのか」など要望を聞きながら企業側がサービスや商品を考え、お客様に提供し、またアップデートしていくという「提案型」が取り入れられるようになってきました。
企業がお客様に対してコミュニケーションを重視し、価値を提供するという流れが増えてきたことにより、個人や小規模の企業がサービスに介入するようになってきた業種もあります。
そして、今はどんなビジネススタイルが求めらてきているのでしょうか。
「探索型」に変わってきているビジネススタイル
モノも情報もありふれ、困りごとに変化がでてきた顧客。選ぶことが自由になったからこそ、逆に自分で選ぶことができなくなってきている人たちもいます。
企業は単に商品やサービスを提供するだけではなく、顧客の抱える具体的な問題を解決することが求められています。
パートナーとして一緒に考えていく、企業側から寄り添うという個別スタイルでお客様ごとに対応するというビジネスです。
カスタマイズが可能な柔軟性が求められ、他社とは異なるサービススタイル、独自のオリジナル性や丁寧さでブランディングし、新しい市場に切り込んでいくものです。
受身型のように受付や店舗で待っていても誰も来ません。自分から声をかけに行く、発信していく、寄り添っていき、最終的に問題を一緒に解決するというビジネススタイルが多く採用されてきています。
探索型のビジネススタイルは時間も人材の能力や技術も必要となり、予測できないリスクもありますが、顧客のニーズや嗜好がマッチすると大きな収益につながる可能性もあります。
十分市場調査をし、柔軟に対応ができる仕組みづくりをしっかりする必要がありますが、自分の得意分野を活かせる場になるかもしれません。