「失敗してもダメージをあまり受けない人」「落ち込んで立ち直るのに時間がかかる人」がいますが、あなたはどちらのタイプでしょうか。
失敗した時、他人に迷惑をかけてしまった、自分の実力が足りない、もっと違う方法があったかもしれない、後悔、逃げたい、忘れたい・・・という状況になったとしても、大人となると責任がある自分に跳ね返ってきます。
学生の時から経験している失敗
学生時代に、テスト勉強と成績で葛藤してきた人は多いのではないでしょうか。
悪かったテスト結果に対して、先生から「復習が大事だ」と何度も言われてきた記憶はありませんか。思い返してみると、先生の言葉に対してあなたはどのような受け止め方をしてきたでしょうか。
自分ができなかったことは勉強不足だと反省、間違ったことを直視したくないから放置、次こそ頑張るから今回のことは水に流そう・・・ここでいくつかのタイプにわかれていたんだなと気が付くと思います。
次に同じような問題が出た時「あっ。これはできるぞ」となるか、「あっ。またやってしまった」となったのか、今、その経験は活かせているでしょうか。
失敗後の対応が分かれ道
今までちょっとした失敗や思い出したくないような失敗を経験してきていると思いますが、失敗後の対応が未来を変えます。
エジソンなどの発明家、企業で有名となっている人たちも皆、人間ですし失敗を経験してきています。そこで大切なことは「失敗に対しての向き合い方」。
・パニックにならずに冷静にとらえる
・気持ちを前向きに切り替える
・分析する
・何がいけなかったのか客観的に知る
・次の予防対策を考える
・メモしておく
まずは、自分の行動によって起こった失敗を認めることが大切です。そして次の行動をどうするべきか考えることです。
よく、漫画やドラマで「失敗してクヨクヨする暇があったら考えて動け!」というようなセリフがありますが、自分の失敗から逃げたり、自信をなくすのではなく、結果を認めて次を考え心がけが必要です。
考えるだけでなく記録しておくと効果的
しかし、失敗した結果について頭の中で「何がいけなかったんだ?」と考えてばかりでは思考がまとまらないことがあります。
紙にアウトプットすることで気が付くことがあるかもしれません。
例えば、「仕事上で自分がよかれと思って判断して行動した結果、失敗した」という場合、
・一言、上司に確認を取るべきだった
・よかれと思ったこと自体は悪くなかったが、自分の判断で行動してはいけなかった
・どうなるか少し考えてから行動するべきだった
など、冷静な状態で振り返って考え直してみると、いくつかの対応を思いつきます。
すぐに結果がでないとしても、次にまた同じ状況に陥ったり、他のメンバーが同じような失敗をしそうになった時に防ぐことができ、積み重ねです。
一緒に考えたり、フォローできる人は他人の失敗に対して攻撃することはしません。人間は失敗をして成長する生き物だという気持ちで、失敗に向き合ってみてください。