Web制作をする時、どの端末で見るかによって文章の改行、段落、スペース、文字の大きさがどのように表示されているのか確認をしているでしょうか。
スマートフォン、タブレット、パソコンなど、さまざまなデバイスでウェブサイトが表示されるため、Web制作をする側はどの端末でも見やすく、使いやすいサイトを作ることを意識しなくてはなりません。
自分はパソコン入力でいつも作業をしているからと、パソコンでの見栄えは良かったとしても、スマホの小さい画面では同じように表示されているわけではありません。
改行と段落の使い方を意識
スマートフォンやタブレットでは画面が小さいため、長い文章が続くと読みづらくなります。
そこで意識するところは、改行や段落を使うこと。例えば、1つの段落は3~4文程度にまとめると情報が整理され、読みやすくなります。
特にネットサーフィンでは読書のように文章をじっくりと読むのではなく、見るものと言われています。流し読み、飛ばし読みが多いことも前提として長い文章を避け、ポイントを分けて伝えることで、読者の興味を引くことができます。
スペースは無駄な空白ではない
スペースも見た目のバランスで重要な役割があります。例えば、ボタンやリンクの周りには十分なスペースを確保していますか。
スペースが狭すぎると、タップミスが起きやすくなります。特にスマートフォンでは、指で操作するため、ボタンが小さすぎるとクリックしづらくなります。
また、文字のぎっしり感があると読む気にもなりません。ほどよく空白を作り、読む側が休憩できるように工夫しましょう。
文字の大きさとフォントもデザインの1つ
文字の大きさやフォントも重要です。小さすぎる文字は読みづらく、ユーザーがストレスを感じる原因になります。パソコンとスマホでは文字の大きさを変える、フォントによって読みにくくないかなど、端末によって見え方を確認してみてください。
端末の種類ごとで見え方を意識する
レスポンシブ対応の仕組みが一般的になり、自動でパソコン、スマホ、タブレットに対応した設定をすることができるものが多くあります。
だからといって、自分が制作したものがしっかりと反映されているのか、改行が減っていないかなど端末ごとに見え方が異なることを意識し、表示チェックをすることが必要です。
第三者の意見を聞く
Webサイトの完成後、実際にいろいろなデバイスでテストを行い、他の人の感想を聞くことで改善点が見つかるかもしれません。
案外、制作した側は気が付かないことも多いものです。
Web制作で文章作成をする際は、端末によって改行、段落、スペース、文字の大きさに気を付けることが大切です。
HP制作だけでなく、ブログを書く場合も同じです。
空白を上手に利用し、誰にとっても見やすく、どの端末でも使いやすいサイトを意識しましょう。