企業が顧客とつながり続けるために、メルマガ配信は今も有効なツールの一つです。SNSにより情報の届け方の種類は増えましたが、メールは「じっくり伝える」といった点で、他の手段にはない強みを持っています。
メルマガ配信で気を付けるべきオプトイン?
メルマガを活用するうえでまず押さえておくべきなのが「登録者の同意」です。
営業目的のメールを配信する際には、受信者からあらかじめ同意を得る「オプトイン」が法律上義務づけられています。
たとえば登録フォームでチェックを入れてもらう、登録時に明確に配信希望を選んでもらうなどの方法で、適切に同意を得ることが求められます。
以前は受信者が拒否すれば配信停止をするオプトアウト形式もありましたが、今は明確な同意を得てからの配信をするように企業側も求められているため、気を付けましょう。
公式LINEとの使い分けは?
情報を届ける手段として最近よく活用されるのが「公式LINE」です。メルマガと公式LINE、どちらを使うべきか迷う方も多いかもしれませんが、それぞれに向いている役割があります。
メルマガは文章量を気にせず、しっかりと情報を届けたいときに最適です。商品やサービスの紹介、コラム形式の読み物、イベント情報などを丁寧に説明したいときには、メールの形式が適しています。
ビジネス的なトーンにもなじみやすいという利点があります。
一方、公式LINEは「すぐに届けたい・開封してほしい」情報に向いています。LINEは通知がリアルタイムで届くため、キャンペーン情報やセール開始のお知らせなど、タイムリーな案内に効果的です。
しかし、短い文で簡潔に伝える必要があり、配信数によって料金プランが設定されているため、配信の内容とタイミングには注意が必要です。
メルマガと公式LINEはどちらか一方ではなく、目的に応じて使い分けることが大切です。もしくは、まずLINEで興味を引き、そのあと詳しい内容はメルマガで伝えるという流れにすることで、より効果的な情報発信ができます。
情報発信は、一方的に届けるものではありません。オンラインで一斉に送信ができるメリットがありますが、受け取って読む相手がいるということを忘れないようにしたいものです。
また、登録・配信解除がしにくいことがないように、手順もシンプルにすることでトラブルを減らすことができます。
メルマガもLINEも、正しく使えば大きな力を持つツールです。ぜひ両方の特性を理解して、企業に合った情報戦略を構築していきましょう。