マーケティング戦略の分析や、ウェブサイトのアクセス解析、物理、経済の用語に「マクロ」「ミクロ」というものがあります。ミクロはものすごく小さい?などイメージがありますが、ではマクロとはなんでしょうか?様々な分野で使われていますが、いったいどのような意味で使われているのでしょうか。
マクロとミクロの違いとは
顕微鏡で見ないとわからない微生物や細胞など、人間が通常見えないような極小の世界を「ミクロ」と言います。一方、宇宙や銀河など、大きすぎて人間が認識できない世界を「マクロ」と言います。
マクロとミクロはとても似た言葉ですが、意味は大きく異なります。この巨大なマクロと極小のミクロが様々な分野でよく使われる理由として、モノの見方、捉え方の違いがあげられます。
マクロとミクロからモノの見方を知る
例えば、経済学で使われているマクロとミクロの違いはなんでしょうか。
ミクロ→個々の視点→企業や家計など経済の基本単位になるもの
例えば、「国家同士の貿易問題」などマクロの見方と、「自分が使うお金はどう流れていくのか」というミクロの見方があり、分野が違うわけです。
しかし、マクロもミクロも切り離せるものではなく、深く関係しています。
Web解析におけるマクロとミクロ
では、Web解析では、マクロとミクロはどのように使われているのでしょうか。
マクロ解析は、Webサイト全体のデータを見ることです。PV(ページビュー)、直帰率、ユーザー数、CVR(コンバージョン率)、平均滞在時間などがあります。
一方、ミクロ解析は全体ではなく個・部分的という意味で個別のユーザーの行動を見ることです。リピート、ユーザー地域、利用時間、サイト内の閲覧経路などがあります。
マクロとミクロの活用方法
Web解析では数値の変動に注目し、数値が上がることだけを目標にしていませんか。サイトを改善する指標としてデータは必要ですが、このマクロとミクロの視点、解析によって深く分析をしていかなくてはいけません。
サイト全体の数値だけを見て、マクロ解析をしていても個々の中身であるミクロの解析をしていなければ、改善点に気がつかずにいるもったいないサイトとなってしまいます。ミクロ解析によって、リピーターがいない?サイト内の閲覧で途中離脱している?・・・など、マクロ視点だけでは見えない、表面上の数値だけでは気がつかない解析方法があるわけです。
より良いものを生み出すためにも、物事を多角的に見てWebサイトの改善に活かしていくことが大事ですね。
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