動画マーケティングでは「字幕」が重要なポイントとなっています。字幕はただの飾りでも翻訳のためだけに導入されているというわけでもありません。「字幕」を付ける効果、ポイントはなんでしょうか。
動画に字幕・テロップをつけるメリット
動画に字幕やテロップをつけるメリットとはなんでしょうか。
1.音声なしでも内容がわかる
SNSは無音で視聴されるケースが多々あります。自分の部屋で見るというより、移動中に動画を見ることもあります。
マナーモードでミュート再生をしている場合でも動画の内容が伝わるため、ユーザーが気になる動画ならば、字幕を利用しながら視聴します。
2.SEO効果
検索エンジンの最適化条件はいくつかありますが、Webページだけでなく、動画にもSEO対策を考える必要があります。
字幕からもテキスト情報として動画の内容をより正確に認識し、動画の評価があがり、検索上位に表示される可能性が高くなるとも言われています。
※動画に直接文字を入れたり、デザインの一部ではテキスト内容の認識はできません。SEOを強化するためであれば、音声とテキストの同期など、一工夫が必要です。
3.アクセシビリティの向上
あまり聞きなれないかもしれませんが、ウェブアクセシビリティという言葉があります。
という意味なのですが、動画において字幕をつけることで、多くの人たちに内容が理解しやすくなり、楽しんで視聴することができます。
4.翻訳で世界にも発信ができる
作成した動画を海外向けへ発信したい場合も、後から字幕を外国語に翻訳することで世界中に拡散することができます。
日本へ来る外国人に日本の良さ、面白さをアピールしたいけれど外国語を話せない・・・なんて言う時には、字幕やテロップでアピールができますね。
字幕を入れる時のポイントとは?
映像が文字ばかりではユーザーは読むことに必死になってしまったり、背景が見づらくなってしまいます。せっかくの映像を自ら壊してしまうのはもったいないですよね。
では、字幕やテロップを入れる際のポイントとは何でしょうか?
1.字幕の量は?
字幕の量は1秒間に日本語なら4文字、アルファベットなら10文字程度と言われています。
海外の映画に翻訳をする時のルールからきているそうです。動画で発している言葉をそのまま丸ごと字幕にすると、読む側は追いつくことができません。
映像と文章のタイミングが合わなくなってしまうため、1つの文章が長くならないよう、なるべく理解ができるような短い表現が求められます。
2.文字の大きさ、色、フォント
文字のフォントや色などは好みもあるかもしれません。多くの人に視聴してもらうためには、一番の目的である「見やすさ」を重視することがポイントです。
- 背景と色が同系色になっていないか?
- フォントは癖がありすぎないか?
- 文章は長くないか?
- 表示する位置は見やすいか?
- 単調になっていないか?
など、色のコントラスト、文字の縁取り、文字の枠やベースの色、吹き出しの活用など、デザインにこだわると無限です。
3.表示方法
字幕やテロップの表示方法は、どのタイミングで表示のオン、オフをするのか、横に流すのか、かぶせるのかなど工夫次第で動画の質が大きく変わります。
視聴する側は一瞬の時間でも、制作する側はとても手間も時間もかかっています。ユーザーはスマホの普及で動画が当たり前の時代になり、クォリティなど見る目も厳しくなっています。
制作する側はますます経験や技術、知識も必要になってきます。もし、動画制作でお悩みのことがありましたら、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。