起業する時、あえて競合が多いところに飛び込もうとしますか?いやいや、いきなり競合が多いところではなく、競争の少ない市場を探すかと思います。そんな時に使われる用語に「ブルーオーシャン」「レッドオーシャン」という言葉があります。
ブルーオーシャンとレッド―オーシャン
「ブルーオーシャン」というのは簡単に言うと、未開拓市場、ライバルが少ないもしくはいない市場で、低価格、商品に付加価値で利益をあげる戦略です。
一方、「レッドオーシャン」はライバルが多く、価格競争に陥り、薄利多売、利益が出にくい激戦市場です。
会社の方針で、
と企業戦略の方向性が変わっていくのです。
ブルーオーシャンばかりを探せばよいわけではない
では、ライバルが少ない新規分野ばかり狙っていけば、ずっとブルーオーシャンでいられるか?
というわけではありません。
今の時代、世の中の動きが早いため、すぐにマネをされてしまい、レッドオーシャン化されてしまうのです。
最近で言えば、タピオカですね。過去にパンケーキ、焼き立てメロンパン、ベルギーワッフル、ティラミス、ナタデココ・・・今まで色々なものが流行ってきました。
昔に比べて今は、出店スピードも速く、タピオカ店はあっという間に増え、気がつけばレッドオーシャンに。今や整体の店舗も駅周辺にひしめき合っています。
真似されることを想定した戦略で
何事もアイディアを練って、ブルーオーシャン戦略で動いたとしても、すぐに真似されることを想定しておかなければいけません。
市場や顧客のマーケットと、商品やサービスなどのプロダクトはブルーオーシャンもレッドオーシャンも同じです。そこに競合、ライバルが入ることで戦略が変わっていきます。
ブルーオーシャンで居続けることは難しいですが、いずれ真似されてしまうことも想定し、企業独自の強み、特技、アイディア、市場分析、ニーズ・・・あらゆることを考えて動き続けなくてはなりません。
ちょっと前まではなかった業界が今ではあちこちにある、また次に求められるものは何か、常にアンテナとアイディアが勝負になっていきます。
真似される前にブルーオーシャンで成功する先駆者になるか、レッドオーシャンの中で荒波に揉まれつつ、付加価値を探して他社より一歩先にでるか・・・
生き残るためには、発想を少しずらす、足す、引く、かけるなど、考え方を広げることもポイントです。