仕事をする上でビジネススキルは大事ではありますが、あえてお互い口には出さなくても、意外と見られ、判断されているのが、マナー・礼儀です。
ビジネスは人と人とのやりとりです。ビジネスでマナー・礼儀を意識していない人は、知らない間に損をしているかもしれません。
自分では意識していない、気がついていない・・・しかし、相手は見ている・・・ということは日常生活でも多くあります。
無意識だからこそ、重要なことがたくさんあり、自然とふるまうことができるかどうかは、日ごろの心がけによります。
新人の時から周囲を見て、「あの人素敵だな、かっこいいな」と思う所は、ぜひ自分にも取り入れてみましょう。
マナー・礼儀について意識していますか?
「マナー」を日本語にすると「礼儀」。マナーは破っても、法で罰せられることはありませんが、マナーを守らない場合、周囲の目はごまかせません。
「私が育った家庭では、そんなマナーを教えてもらっていない、必要なかった」という声もありますが、それは小さな社会です。家庭内で許されていたことでも、一歩外に出れば、大きな社会。
親に教えてもらわなくても、マナーは自分で学ぶ機会もありますし、取り入れるのも自分次第です。
マナーは眼に見えにくい、気づきにくいものこそ見られている
ちょっとした行動から普段の人柄が現れるのがマナーです。食事の作法、動作などは「マナーが悪い」と気になりやすい部分です。
しかし、目に見えにくいマナーこそ、ビジネスではとても大事な部分が多くあるんです。
簡単な例では、
・言い訳をせずにストレートに頭を下げて謝罪する
・話すタイミングをみている
・相手に嫌な思いをさせないように答える
・エレベータの乗り降り、部屋への出入り
キリがありませんが、結果的に相手への思いやりと捉えられ、多くのことに意識をして行動している人は、周囲から信頼され、人も寄ってきます。
上半身ばかり気にしていませんか?
人の目線は上へいきがちです。特に身だしなみでは、顔の表情、ヘアスタイル、アクセサリー・・・パッと全体を見て清潔感、印象がわかります。
身だしなみで、うっかりしがちなところが「靴」!
「おしゃれは足元から」ともよく言われますが、もし、会食や訪問先で靴を脱ぐ機会があった時・・・気を抜かないようにしましょう。
今や女性だけでなく、男性も爪の先までお手入れをしているという話もあります。
商談やお客様とやりとりをする際、手元も見られていることを意識しているからだそうです。
どんな対応もスマートに
できるビジネスパーソンは、断り方も丁寧だけでなく、相手の気分を悪くさせないような言い回しをします。
就職活動中にマナーについて学ぶこともありますが、実際に入社し、お客さん相手に仕事をすると多くの対応するべきことがあります。
まずは自分自身の身だしなみ、作法に気を付け、相手への思いやりを持って対応をすることで、多くのことが身についていきます。
ただ、マナーについては知識と実践の意識がないとスキルアップにはなりません。
少しずつ周囲の「すごい!」「いいな!」と思った対応に注目し、取り入れてみてください。
仕事がうまくいくきっかけになっていくと思います。