Web制作を考える時、ブログを始める時、デザインにこだわりたくなります。
その中でも、特に「トップページは印象が大事!」「トップページにあれもこれも情報を多くすれば、会社のことをわかってもらえるかも!」と思っていないでしょうか。
雑誌を選ぶ時、表紙のイメージ、表紙に描かれているテーマをパッと見て「読みたい」「読まなくてもいいかな」と判断をすることがあるかと思います。
Webサイトのトップページも、「企業の顔=雑誌の表紙」と同じように考えてはいけません。なぜかというと、役割が違うからです。
「Webサイトのトップページ」と「雑誌の表紙」の違い
雑誌の場合、本屋さんでズラリと何冊も並べられ、お客さんがまずは表紙を見て買うか買わないかの判断材料として見比べます。
ということは、雑誌の表紙を作成する時は興味を持ってもらうようなデザインにしなければなりません。インパクトが大事ですよね。
では、Webサイトのトップページの場合はどうでしょうか。
Webサイトのトップページを頑張ってデコレーションし、見栄え良くしたところで、印象はよくなるかもしれません。
しかし、Webサイトの場合は、ユーザーは知りたいことを探すために訪問しているため、見栄えよりも機能としての役割が構築されていないと、その先、他ページへは進んでくれません。
WebサイトはSEO対策が重要
Webサイトでは、操作性、表示速度などの機能が大事ではありますが、差別化をするためにもセンス、インパクト、イメージなどデザインアップは必要です。
しかし、スマホの場合は、画面の中でもシンプルにしか表示されないため、やはりデザインの工夫より操作性、機能性の工夫の方が求められています。
雑誌は本屋さんでコーナーごとに並べられて比較されますが、Webサイトの場合は、トップページが並ぶわけではなく、ユーザーが検索して上位にくるサイトの方が選ばれやすくなっています。
そのため、自社のサイトが検索上位にくるようSEO対策をするわけです。
トップページのデザインに力を入れても、必ずしも検索結果のページがトップページとは限らず、どのページも入り口になります。
ユーザーにとって、トップページが必要ないこともあり得ます。
Webサイトのトップページの役割とは
トップページに必要なことは、
・目的のページへスムーズにたどりつけるように、テーマ別にカテゴリー分けされているまとめページであること
・画像と簡単な説明で、視覚的にわかりやすいようにする
・プロフィール、会社概要、コンセプトなどは、各コンテンツはトップページでは簡潔にし、詳細は違うページに書き、説明文を長くしない
・画像を多くして表示速度を遅くさせない、トップページに画像を盛り込み過ぎないようにする
「Webサイトのトップページ」は「雑誌の目次」
Webサイトのトップページは雑誌の表紙ではなく、目次の方に近いかもしれません。
ユーザーが読みたい記事へ、スムーズにたどれるようにすることが目的です。
スマホの画面は、多くの画像を横並びにすることができず、縦に下へ下へと並べられます。
目次がダラダラと多すぎても見にくいため、わかりやすい分類をしなければなりません。
Webサイトのトップページは集客を目的とするのではなく、ユーザーが使いやすいユーザビリティを重視します。
集客するためには、検索上位を目的とするSEO対策、サイト全体の構築を考えましょう。
弊社では、多くのWebサイトを制作しております。トップページの仕様だけでなく、サイト全体の構築もSEO対策していますので、お気軽にご相談ください。
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