私たちは日常生活の中であらゆる広告に触れています。スマホ1つをとっても、メール、アプリ、Webサイトの中にも広告はありますし、家の中にいてもテレビやチラシの広告、一歩外に出れば看板、車、のぼりなど、媒体のサイズだけでなく手法も様々です。
商品やサービスを広く知ってもらうために、広告は重要な手段になります。その中でも勢いがあり、市場が拡大しているWeb上の広告、いわゆるオンライン広告が一番有効なのでしょうか。
オンライン広告とオフライン広告の違い
広告には大きく分けて2種類あります。Web上で表示される広告は「オンライン広告」、Web上以外で表示される場合は「オフライン広告」となります。
例えば、
オンライン広告 … リスティング広告、バナー広告、動画で表示される広告
オフライン広告 … 新聞、テレビ、屋外看板、移動車、チラシ
などがあり、最近では、屋外看板にスクリーンを用いたデジタルサイネージも増えています。デジタルではありますが、これはWeb上での広告ではないため、オフライン広告となります。
オンライン広告とオフライン広告のメリットとデメリット
企業が広告をだす時、使用する媒体をどうするか…市場拡大しているオンライン広告が有効といえるのか、昔ながらのやり方であるオフライン広告は成果がでにくいのか、費用対効果を考える必要があります。
オフライン広告は「データ分析がしにくい」ということから、いまいち広告による成果がわかりにくいという弱点があります。そのため、オンライン広告はデータ分析がしっかりでき、購買や契約につながりやすいというメリットがあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
【オンライン広告】
検索キーワードなどからターゲットを絞ることができ、ユーザーにマッチした広告を自動で表示させることが可能なため、成約に結び付きやすいメリットがある。
しかし、ユーザーにクリックしてもらうというアクションを引き出すために、キーワード選定や誘導するためのバナーや動画に工夫が必要となり、技術的な面で難しい。
また、ユーザーが意図していないにも関わらず勝手に広告が繰り返し表示されてしまうため、逆に嫌悪感を持たれてしまうこともある。
【オフライン広】
広告の規模により価格の幅が大きく異なり、様々な手法がある。
多くの商品やサービスはターゲット層があり、ある特定の場所、地域などを考えることで効果が期待できる。
しかし、データ分析がしにくいため、費用対効果がはっきりとわかりにくい面がある。
オフライン広告に使い方に注目!
最近では、オフライン広告の使い方が変わってきているようです。今までデータ分析がしにくいオフライン広告でしたが、技術的な進歩もあり、ネット上のデータを元にしてからオフライン広告を考え、求めるターゲット層に確実にアプローチするやり方もあります。
全国規模、地域密着、年齢層、生活行動、困りごと・・・ターゲット層をリサーチした上で、オフライン広告を使用することで絞り込むことができ、データ分析の精度も上がりつつあります。
また、チラシなどにURLやQRコードを掲載することで、オフライン広告からオンライン広告へ誘導することも多くのお店で使われています。