成功する人を見ていると、判断力、行動力、コミュニケーション力・・・何でもできる能力を持っている、自分には無理だと感じることがあるかもしれません。
一見、成功者は雲の上の存在、憧れの存在のように自分にとって現実的ではない人のように見えてしまいがちです。成功している部分だけを見て「自分には無理だ」と思っていませんか。
成功者も人間です。経験や素質から多くの能力が総合されて結果を残してきているのも事実ですが、たくさんの失敗もしています。成功者の背景や日々の行動、対応について観察してみると、意外にも「自分もできるかもしれない」と思うことが見つかるかもしれません。
観察してみるべきポイントはたくさんありますが、いくつか挙げてみたいと思います。
成功者は迷う時間、悩む時間が少なく、即実行
成功者は悩まないわけではありません。迷う時間、悩む時間が少なく、すぐ行動に移します。後回しにしません。今できないことはいつやるか、具体的に決めて実行します。
他者との交流会や飲み会の席で新しいプロジェクトについて盛り上がり、「今度一緒にやりましょう」という話が社交辞令かと思いきや、「それで、いつ打ち合わせをやりますか?」と具体的に話が進んだという成功者の話をよく聞きます。成功者の行動というのはアイディアに対して即実行です。
失敗をすることを前提にすれば怖くない
1回で成功するとは思わず、何回もチャレンジをして1回成功すればOKとしている人も多くいます。念入りに準備をすることも大事ですが、その先に進むことも大きな一歩。
失敗を怖がるというよりも失敗することを前提として計画を立て、その失敗や挫折から学び、次への経験値としています。
柔軟な対応をするための思考力
「こうあるべきだ」という自分の考えを貫き通すのではなく、臨機応変に状況判断をしていくことができます。もし自分に発想が足りない場合は、仲間や部下からの意見を求めることも大事なこと。
プライドばかり先だって周囲の意見を聞かなければ、狭い視野のまま広がることはありません。多くの選択肢の中から選ぶための思考力は、日々の経験や努力の積み重ねです。
作業に優先順位をつけている
忙しそうなのに、いつ寝ているのか?と思う人も中にはいますが、優先順位をつけ、タスク管理をしています。どれくらいの仕事量をかかえて、どれくらいのスピードで処理しているのか・・・周囲から見えにくい部分ではありますが、優先順位をつけて時間を無駄にしていません。
さらに、成功者は忙しい中にも自分の時間、趣味の時間をきっちり確保し、リフレッシュと仕事のバランスが取れています。
全部自分でやらない
自分でやらないと気が済まない人もいます。周囲を信用していない、自分がやった方が効率がよいなど、人に任せることが苦手なことも。そうなると、自分の時間が削られてしまい非効率です。
多少の不満や不足があるかもしれませんが、役割分担をし、人に任せることで周囲も成長していきます。
成功者は指示の出し方、体制作りが上手です。フォローアップまで考え、自分に情報が集まるような仕組みづくりをしています。
人脈づくりに時間をかけている
仕事は自分1人だけでやるものではなく、チームです。さらに規模が大きくなれば、会社同士のお付き合いになります。
人脈づくりはすぐにできるものではないため、常日頃から意識して勤務時間以外での交流を大事にしています。
成功者の行動に興味がわいたでしょうか。
このように挙げてみると、やっぱり自分には無理かも・・・と思うかもしれませんが、何事も経験が必要ですし、得意・不得意なこともあります。
1週間、まずは成功者の観察をしてみてください。どの部分に力を入れているでしょうか?自分に出来ることが何かしらあるはずです。