スマホやSNS、最新の家電やアプリ…気づけば日常は「新しいものであふれている」と思いませんか。
その流れをいち早くキャッチしているのが「アーリーアダプター」と呼ばれる人たちで、まだ多くの人が知らない段階から試し、体験をシェアしてくれる存在です。
どうして注目されるのか?
新しいものが広がるには順番があります。最初は「イノベーター」と呼ばれる、技術そのものを楽しむ人たち、その次に登場するのがアーリーアダプターです。
ただ楽しむだけではなく「これは役に立ちそう」「みんなの暮らしが便利になりそう」と考えながら取り入れるため、普及するかどうかは彼らの評価に大きく左右されます。
生活の中での具体例
まだ一部の人しか使っていなかった頃にSNSを始め、そこでの交流の楽しさを周囲に伝えた人たち、スマート家電を早くから導入して「これで家事が楽になった」と体験をシェアする人たちがまさにアーリーアダプターなのですが、何も特別な人ではないんです。
“新しいものに敏感な人”であり、皆さんの周囲にもいる身近な人かもしれません。
企業にとっても欠かせない存在
アーリーアダプターは体験をシェアするのが得意です。家族や友人、SNSやブログを通じて新しい価値を広めていきます。情報発信力がすごいんですね。
しかも「信頼できる人がすすめるもの」のほうが安心感があるため、アーリーアダプターは企業にとっても大切な存在となるわけです。
挑戦する気持ちが次の流れをつくる
アーリーアダプターは、新しいものをいち早く試せる楽しさを持ちながら、未完成ゆえのリスクにも直面します。
「気になるけど失敗したら嫌」と思う人のほうが多い中で、「やってみたい」と思う好奇心が新しい流れ、社会を作っていきます。
おかげで私たちは安心して新しいサービスを知り、いつの間にか流行にのって活用できていると思いませんか。
これからの時代にも必要?
AI、メタバース、電気自動車…まだ一般化していないものは数多くあります。技術の進歩が速い今、アーリーアダプターの役割はますます重要になっています。
先に挑戦する人と、安心してあとから活用する人、両方によって未来の当たり前が作られていくんですね。