一言で休暇といっても、会社には様々な休暇制度があります。大きく分けて、法律で定まっている法定休暇と会社が独自に決めた休暇があり、さらに有給や無給の扱いも様々です。
一昔前までは、必要最低限の休暇制度しか聞いたことがありませんでしたが、働き方改革もあり、今は企業によって様々な制度が作られているようです。
あなたの会社には、どんな休暇制度がありますか?
一度、就業規則で確認してみてはいかがでしょうか。
法定休暇の種類
法律で定められている休暇には、
◆年次有給休暇
◆生理日の休暇
◆産前産後の休業
◆子の看護・介護(休暇)
◆育児・介護(休業)
◆裁判員休暇
があります。
よく聞く特別休暇
法定休暇以外の休暇で、「給料の支払いの有無」や「細かい規定内容」は会社によって異なりますが、特別休暇にはどのような種類があるのでしょうか。
◆誕生日休暇、アニバーサリー休暇
◆リフレッシュ休暇
◆慶弔休暇
(それぞれ社員の妻が出産した場合の出産休暇、社員自身の結婚もしくは子供の結婚による結婚休暇、身内に不幸があった場合に付与される忌引休暇)
◆夏期休暇・年末年始休暇
◆病気休暇
◆ボランティア休暇
◆教育訓練休暇
多くの会社が取り入れている制度ですが、法定休暇ではないため、会社によって内容は様々です。
企業独自が設定しているユニークな特別休暇
業種や社長の考えによってユニークな特別休暇が聞かれるようになりました。
- 休日に挟まれた平日は休日になるオセロ休暇
- 社員がプロポーズする日を申請することができるプロポーズ休暇
- 同居しているペットも含め、家族に看護が必要な場合のファミリーケア休暇
- 飲み過ぎた次の日の午前中に休むことができる二日酔い休暇
- 残念ながら恋に破れてしまった時に取得できる失恋休暇
- 子供の学校行事に対応できるキッズサポート休暇
- どうしてもやりたいゲームの発売日など、楽しむことのために堂々と休めるエンタメ休暇
- 親と一緒に過ごし、感謝の気持ちを伝える親孝行休暇
- ドナーになって提供する際、平日に8回前後、出向くために必要なドナー休暇
会社が社員にこういう気持ちを持ってほしい、家族を大事にしてほしい、様々なことにチャレンジしてほしいなど、社長の理念が現れています。
社内制度を見直すことで離職率を減らしたり、求職者にアピールすることができます。
就職に関して、休暇については誰しも気になるところ。就業規則に掲載しているにも関わらず、取得しにくいような環境では社員も働く意欲がわかず、育てた人材も失いかねません。
休暇は自分自身のためだけでなく、親、子供など家族のために使用する場合も多くあります。
このように、会社の休暇制度にどのような種類があるのか知っておくことで、生活にメリハリができ、困った時のサポートを利用することができます。
有給休暇と組み合わせながら上手に活用していきましょう。