Webサイトにある「パンくずリスト」。この言葉からはWeb関係の用語だと想像しにくいですよね。しかし、Webサイトやワードプレス、ブログでは当たり前のように使われている有名な言葉です。では、「パンくずリスト」とは何でしょうか?
パンくずリストって何のこと?
簡単に言うと、「道しるべ」のようなものです。Webサイトの上部に
などのように、閲覧者が見ているページはどこにいるのか、どのカテゴリーの記事を読んでいるのかがわかるように表示されています。この場合は、「TOPページ」の階層下に「コラム」カテゴリーがあり、その下に「タイトル1の記事」があるという構造です。
このようにサイト全体の中で閲覧しているページがどこの階層にいるのか表示したものを「パンくずリスト」と言います。(ページ上部に表示されていることが多いですね。)
リンクになっているため、「コラム」部分をクリックすれば、コラム一覧にとび、「TOP」部分をクリックすればTOPページへ移動することができます。
なぜ、パンくずリストっていう名前なの?
この当たり前のように使われている用語ですが、他のWeb用語とは少し雰囲気が違います。それでは、なぜこのような名前がつけられたのでしょうか?
「パンくず」「道しるべ」から連想するもの・・・。そうです!「ヘンゼルとグレーテル」の童話からきているのです。ヘンゼルとグレーテルが森の中へ連れていかれる時、道に迷わないようにパンくずを少しずつ落としていきます。Webページの中でも、閲覧者が今見ているページがどこの階層なのか、サイトのどの位置にある記事なのかを示すものが、”パンくずリスト”なのです。
パンくずリストのメリットは?
パンくずリストのメリットは何でしょうか?
1. ユーザビリティの向上
検索からとんできたページはトップページとは限りません。違うページを閲覧したい場合は「TOPページへ戻る」「メニュー」などのボタンもありますが、”パンくずリスト”が表示されていることで、ユーザーにとって他の関連ページへ移動がしやすくなります。回遊率が高まるということですね。グーグルはユーザーに使いやすさを求めているため、ユーザビリティの向上にもつながります。
2.SEO効果に有効
検索エンジンのクローラーが巡回することで、サイトは検索結果の表示につながっています。その手助けとなるのが”パンくずリスト”の役割でもあります。クローラーがWebサイトの構成を把握し、キーワードを認識するため、SEO効果があります。
Webサイトは階層を考えて構築しよう
”パンくずリスト”のSEO効果を考えると、サイト構成をしっかり考える必要があります。サイト作成時に階層や分類分けを考えておかないと、後で大幅な修正が必要となり、クローラーが混乱してしまいます。設計時に大まかな枠組みからキーワードを考えつつ、カテゴリーの階層を決めていきましょう。
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