目上の人と話をしていて言葉が出てこない、取引先の相手にメールを書く文章で言い回しがわからないなど、自分の語彙力に自信がないと思うことはありませんか?
小学生の間でも語彙力が注目され、ドリルや問題集が発売されています。大人でも「聞いたことはあるけれど、どんな意味?」「なるほど」「勘違いして使っていたかも」と、勉強になる内容ですが、社会経験を積んだ大人の語彙力が乏しいというのは残念ですよね。
私たち大人になってしまった今からでも、語彙力を高めるためにできることは何でしょうか。
読書をする
「国語の成績を上げたいなら読書をしなさい」とよく言われていますが、読書をすることによって語彙が増えるということです。本の文章は、自分では使わない表現が多く使われています。文章の中で使われている、ちょっとした日常会話にも注目してみて下さい。
様々な場面で人との会話をする
身近な友人や家族では簡単な話し言葉だけで用が済んでしまいます。初めて会う人、いつもと違う場所での人と関わることによって、挨拶、質問の仕方など会話から多く学ぶことができます。
身内では「これどう?」という表現で済むかもしれませんが、他人にいきなり使う表現ではないですよね。自分が発信する時のためにも、頭の引き出しにたくさんの語彙を増やしたいですね。
1つの言葉から言い回しを増やす
新人が「わかりました」「すみません」「ヤバイ」「それが何か?」「マジ?」と上司に向かって言ってしまうという話がよく取り上げられます。
言葉遣いにも色々と問題がありますが、語彙力、ボキャブラリーが少なく、話し言葉をそのまま言ってしまい、言い回しを変えることができないようです。
「頑張ります」という1つの言葉でも、使用する年齢や場面によっては使い分けます。例えば、お医者さんは「頑張ります」と言わず、「手を尽くします」と言い換えています。
頑張る・・・尽力、手を尽くす、踏ん張る、精進する
「超」という言葉も便利ですが、相手に伝えたい時に連呼するわけにもいきません。「超○○~!」と言いたいところをグッとこらえて、少し言い回しを変えてみてはいかがでしょうか。
アプリで勉強する、自分で調べる
語彙力を増やす方法として、ゲーム感覚でアプリを利用する、気になる言葉を調べてみるなど、意識しながら、自分で動いてみましょう。
語彙力を高めることによって、表現力の幅が広がり、仕事ができる人と対等に会話ができます。
語彙力は頭の知識にとどめているだけでは使いこなせません。アウトプットしながら練習することが近道かもしれません。