誰でも「やらなければいけないことは、やらなくてはいけない」ということは頭では理解しています。が、気分が乗らない、後でやろう、まだ間に合う、他のことを先にやりたい・・・と思っているうちに締め切りに迫られ、苦しい想いをしたことはあるのではないでしょうか。
失敗しているにも関わらず、何度も先延ばしにしてしまい、負の連鎖を繰り返している人もいます。「すぐやる」ために意識するべきこととは何でしょうか。
先延ばしにしてしまうパターン
先延ばしにしてしまう心理にはいくつかパターンがあります。
- 面倒くさい、面白いことではないのでやりたくない
- 失敗したくない、頭で考え過ぎてしまい、前に進めない
- 準備をちゃんとしてから始めようと思うばかりで行動につながらない
- 何をやってよいのかわからない
- やり始めたけれども他のことに気持ちが移ってしまう
- ギリギリになればやる気がでる、締め切り間近にやればいい
その時の体調、気持ちでやる気は大きく変わりますが、毎回毎回、上記のような状態に陥ってしまうケースの場合、自分では実感していなくても失っているものが多くあります。
「すぐやらない」ことで失っているものに気がついていますか?
「締め切りに間に合えば、途中過程はどうであれ結果オーライ」という考え方もあります。しかし、先延ばし癖があると、「結局はギリギリになって間に合わなかった」「適当な内容になってしまった」など、やり遂げる力がないまま失敗をすることも多くあります。
「すぐにやらなかったことで、失っているものがある」という意識を持ってみましょう。
例えば、
- 時間やゆとりがなくなることでストレスが増加
- やらないことからいつまでも逃げている状態のために、無駄に時間を過ごしている
- やらなければいけないことが頭にあるため、楽しいことでも思いっきり楽しめない
- 抱えているものがあるため、増えていくため、新しいチャンスに向き合えない
- 先延ばしを繰り返した結果、自信がなくなる
- 周囲からの信頼・信用を失う
- やればできると思い続けているが、実際はできていないため、能力が認められない
など、普段意識していないことでも、自分の生活に大きな影響があります。
「すぐやる」ために意識するコツ
周囲がいくら「早くやった方がいいよ」「間に合わなくなるよ」と声をかけても、自分自身が行動を起こさなければ何も始まりません。
人それぞれ考えていること、先延ばしにする理由は様々ですが「すぐやる」ためのコツを知っておくことで少しは改善されるかもしれません。
ネガティブな考えを減らす
面倒だなと思っているのであれば、「とにかく早く終わらせる解決方法を見つけよう」とポジティブに向き合う。
1つ1つ小さなことから始める
どっさりあるような課題、何をやってよいかわからないのであれば、まずは目の前の小さな1つから始めてみる。いきなり全部をやりとげようと思わず、細かい作業に分けて動きやすいようにする。
とにかく始めてみる
頭であれこれ考えていても始まりません。とにかく始めてみる!壁にぶつかったならば、そこで人に聞くなり、他にできそうなことをやるなど、まずは動くことです。
終わった時のことを考える
「これが終われば自由時間」「終わったら〇〇しよう」とご褒美を作り、目標を持たせます。
先延ばしにするケースは、作業ができるかできないかというより、思考による影響が大きくあります。自分の頭の中であれこれ言い訳を作ったとしても、周囲には関係ありません。