もし自分が商品説明文を書く担当になった時、スラスラと文章を書くことができるでしょうか。文章を書くことが得意だから大丈夫!という人もいれば、何にも思いつかない、苦手だという人もいるでしょう。
商品説明文にはコツがあります。素敵な商品画像と共に、説明をつけることでユーザーの購買意識が大きく変わります。
ポイント1 対象者を意識していますか?
商品説明は、取扱い説明書ではありません。もちろん、事実を丁寧に書くことが商品説明文では必要ですが、購入者はそれだけではポチっと購入ボタンを押しません。
商品に興味を持ち、説明文を読んでくれる人は何かを期待しています。
・自分に合っているものか?
・今の自分に必要なものか?
・メリットはあるのか?
購入を決定づける一押しが欲しいのです。
そこで、対象者を明確にし、誰に向かってアピールしているのかをはっきりさせることで、「誰でもいいから買ってほしい」という曖昧さではなく、「今必要としているあなたに買ってほしい」と働きかけることを意識してみてください。
ポイント2 商品の特徴を長文で書いていませんか?
商品の特徴や良さを伝えようとして、つい長文になっていませんか?
人は、興味を持つ段階により行動が変わります。いきなり長文を読んでくれるわけではありません。
1. パッと見て興味をもつかどうか。持たなければ先はなし。
2. 次に、目を通してみようかなという心理に。面倒になったら離脱。
3. 興味あるものであれば、読み進める。
ご自身の経験でも、体験されたことがあるのではないでしょうか。いきなり、商品説明の長文を読む気にはならないかと思います。
まずは、短時間で理解しやすいように、箇条書きで商品の特徴を書く、イラストや図を使って視覚的に訴えることを意識してみてください。
ポイント3 口コミや感想を取り入れる
商品説明文は一方的に自社目線のアピール満載になりがちです。
ちょっと疑わしいな…と思う購買者に納得してもらうためには、「商品を実際に利用した声」を掲載すると効果的です。
もちろん、よいことばかりではなく、マイナス点も書きます。そのマイナス点について「会社がどのように対応したか、改善はどうしたか」を書くことで、逆に購買者にとって安心材料となります。
ポイント4 記載する順番を意識する
人に興味を持ってもらうためには、やはり商品説明全体の「見た目」のインパクト、すっきりさ、購入のしやすさを意識した配置バランスが重要です。
画像が暗い、画質が悪い、小さい、アピールがわかりにくい、長文が多くて読む気になれない、ぎっしり感がある、サイズやカラーがわかりにくいなど、全体の配置バランスが悪い場合は、すぐに離脱されてしまいます。
商品説明文の前に購入ボタンがあるなど、「買って買って」のアピールが見え見えの場合は、敬遠されてしまいます。
商品説明文の部分も、
・キャッチコピー
・商品を開発した目的
・誰を対象者としているのか
・商品を使用するとどんなメリットがあるのか
・購入体験談
・価格、特典
の流れを意識してみましょう。
すべて文字で表現しようとすると圧迫感、ぎっしり感がでてしまいます。しかも、読みづらい内容であれば「もういいかな…」となりかねません。
「この商品はこういう点もあるのか!」「ここまで考えられて作っているのか」など、商品説明文の途中に、文章以外の方法でできるアピールも取り入れ、購入者を引き付ける工夫をしましょう。
様々な手法を組み合わせることで、文章が苦手な人も工夫次第で商品をアピールできるのではないでしょうか。