「出逢いによって人生が変わった」という話をよく聞きます。人生の中で多くの出逢いがありますが、自分の考え方、生き方、行動などを大きく変える出逢いはそう何度もありません。
出逢った瞬間に気がつかなくても、「今思えば」「あの時の出逢いがきっかけかも」と、後々になって気がつくこともあれば、「この人と縁を持ちたい!」と積極的に繋がる人もいます。
出逢いが縁になるように、相手を見極めて大事にしていきたいものです。
「出逢い」と「出会い」?
「であい」には、「出逢い」と「出会い」の二つの漢字があります。「出逢い」は運命的、発展性のある意味を持ち、「出会い」は単に人と人が会うというように違いがあります。
そういう意味では、多くの出会いがあったとしても、「出逢い」はそう簡単にはないかもしれませんね。
出逢いが良いものばかりとは限らない
恋愛もそうですが、運命的な出逢いが発展して、ハッピーエンド!になるとは限りません。
恋愛でも仕事でも下心がある場合に出逢った人は、悪い出逢いになってしまうこともあります。
なぜなら、お互いに惹かれ合っているのではなく、上手く利用されている部分があるからです。
出逢ったことで、自分のモチベーションが高まるのではなく、疑問を感じたり、マイナス要素が多い場合は距離を取って離れることも必要です。
これは恋愛だけでなく、仕事でも、友人でも、ご近所づきあいでも当てはまります。出逢った当初は盛り上がることもあるかもしれませんが、冷静に見極めることも大事なことです。
出逢いを発展させたいならよい印象を!
初めての出逢いは、まずは第一印象がポイントです。相手の性格や特技などの見えない部分よりも、「瞬間」がポイント。
恰好、表情、話し方など、見える部分で最初は判断しがちです。そして、別れ際までの第二印象も気をゆるめずに対応することで、大きく関係が近づくことができます。
自分の話ばかりでなく、相手の話を聞き、気持ちよい会話をすることで人との縁はつながっていきます。
出逢いを縁につなげて長く続けるには「持ちつ持たれつ」の関係で
人との付き合い方において、バランスをとることは難しいものです。
自分がよかれと思っていても、相手にとっては迷惑であったり、価値観、育ってきた環境、考え方など、小さな違いが大きな違いになることも。
自分ばかりやってあげているのに・・・と不満になるようであれば、長い付き合いはできません。両方の関係が持ちつ持たれつでなければ、不満が蓄積し、バランスが崩れてしまいます。
せっかくの出逢いが、付き合い方次第で途切れてしまうことも多くあります。
人との出逢いは縁です。損得勘定だけでの付き合いでは続きませんし、お互いが発展していけるような関係が理想。
かといって、馴れ合いの態度にならず、節度をもって相手への想いが必要です。
その時々で、ぶつかり合って離れた関係でも、数年後にお互いが成長してまた歩み寄る関係のこともあります。
人との出逢いはたくさんあるようで、実際は数多くあるものではありません。もし、自分が大切にしたい、つながりたいという相手であるならば、印象、距離感、付き合い方を考えながら大事にしていきたいですね。