人とのコミュニケーションで「間」をとるタイミングが難しいと感じることがあります。電話、初対面の人との会話、社内での声掛け、営業、グループトーク・・・様々な場面において、「間」の取り方は空気を読む、相手の状況を想像するなど、ハードルが結構高いものです。
会話のタイミング、キャッチボールをする際、「間」の取り方のコツはあるのでしょうか。
間合いを詰めすぎない!沈黙の時間も必要
沈黙がつらい、場の雰囲気を壊さないようにと思ってしゃべりすぎてしまった・・・など、とにかく「間」を取らずに無理に話を詰め込んだり、一気に話をし過ぎる必要はありません。
相手が「そうですね。」と言った場合、それ以上の話が出てこないのか、もしくは考えをまとめているのか・・・パターンがあります。そこで、少しの「間」をおいて様子を見ることで、相手にゆとりを与えることも必要です。
一生懸命になりすぎて自分だけが一方的に話をしてしまうと、自分勝手な人、圧がすごい、うるさい人となってしまうかもしれません。
話しかけるタイミングがわからない「間」
社内で新入社員が先輩や上司に聞きたいことがあるけれど、忙しそうで声をかけるタイミングがわからない。よくありがちなパターンですね。
アクションを起こさなければ相手にも気が付いてもらえず、自分自身も先に進むことができません。
「ちょっと今いいですか?」「すみません、〇〇さん」など、早く解決しようと相手に言いたいことをすぐに言わず、まずは声掛けのアクションをはさみ、相手のタイミングを待つことが大事です。
相手にとっての「間」を作ってもらえるように段階を踏みましょう。
「間」の長さを使い分ける
上手なスピーチをする人は、話の途中で意図的に「間」を作ります。聞き手が大勢の時、「間」をとることで注目度がアップしたり、考える時間を与えたり、余韻を作ることができ、相手の心に訴えやすくなります。
少人数の場合は「間」を短くすることで、テンポよく進行することができます。人は緊張すると早口になってしまいがちで、さらに焦ると相手の様子を考えずに自分のタイミングで一方的になってしまいます。
「間」は無意識で作ることは難しいものです。あえて「間」を意識しながらのコミュニケーションは、自分自身のコミュ力がアップしますし、お互い気持ち良い関係を築くことができます。
今からでも焦らず、状況を判断しながら「間」の感覚をつかんでみてください。