「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」横になりながら頭の中でぐるぐる考えている時、体は休めていても脳が休めていません。結局、頭がモヤモヤした状態は心もすっきりせず、ストレス、睡眠不足など体にまで不調をきたします。
情報量が多い現代、上手に脳を休ませることができないという人が増加しているようです。
情報量が多すぎる世界
デジタル化が進み、便利になった一方でSNSが気になる、スマホが手放せない、何かにつながっていないと不安など、何かに縛られていることが増えた生活になっています。
さらに仕事、恋愛、家族、自分のことなど日常生活で悩んだり、考えたりすることが常にあり、何も考えなくてよいという状態になりにくい日々。仕事や生活の中で処理するべきことが多く、マルチタスクの状態が続き、脳の処理が追い付かない、脳の消費エネルギーが増える一方でなかなか減らないという人は多いようです。
在宅ワークで気が付いたこと
在宅ワークが増えた時期、問題点として挙げられていた中に、仕事と生活の区別がつかない、切り替えができないということがありました。
環境の変化がない空間でPCの画面を相手に仕事をし、休憩時間にスマホを見る。さらに周囲の見る景色は変わらず、プライベートと仕事が同じ場所・・・リフレッシュができていない状態ですね。メリハリがなく、ボーッと画面を見ているだけで実は何も考えていない・・・なんていうことはありませんか。
忙しいからこそ違うことをやる
体が疲れていれば、いつかは体力の限界で寝るかもしれません。しかし、常に気になることがあり、脳が活性化していると本当の休息にはなっていません。
睡眠時間を長くし、休んだつもりでもすっきりせず、体の状態も悪循環、生産性も下がるしやる気も低下。一方、忙しい中でも元気にはつらつとしている人はというと、自分の脳をしっかり休ませるコントロールができています。
例えば、忙しい中でも一度考え事から離れて、趣味の時間に没頭する。それが体が疲れるようなスポーツだとしても、脳をリフレッシュさせることでその後の処理が速くなります。座禅もよいと言われていますね。物理的にデジタル機器から離れ、雑念を払って静かにする、姿勢を保って呼吸に集中する、マインドフルネスの活用です。
脳疲労が続くと・・・
脳疲労が続くと、正常な思考回路にならず負の方向へ考えがちになってしまいます。自律神経が乱れ、うつ病になったり、やる気が低下してしまったり、血流が悪くなるなど、心身ともに不調をきたしてしまいます。
自分でコントロールができるうちに、体の内面、頭の中を休ませることにも意識してみてください。