仕事をしていると、アイディアの壁にぶつかることがあります。
「また似たような提案になってしまった。」
「新しい企画を考えたいのに、何も思い浮かばない。」
一方で、会議になると次々とアイデアを出したり、トラブルが起きても柔軟に解決策を考えたりする人もいます。
「センスがあるから」「発想力が違うから」と思われがちです。
でも、アイデアが豊富な人ほど、特別な才能に頼っているわけではなく、毎日の過ごし方の中でアンテナをはっているということが多くあります。
アイデアは、ゼロから生まれるものではなく、自分の中にある知識や経験を組み合わせることで生まれるものではないかなと思うんです。
仕事の引き出しが多い人ほど、新しい発想も生まれやすい!という気がします。
では、その引き出しはどうすれば増やせるのでしょうか。
1. 仕事以外の世界にも目を向ける
仕事の引き出しは、仕事だけをしていてもなかなか増えないんですよね。
毎日同じ業務を繰り返していると、考え方も少しずつ固定されてしまいますので、視野を広げなくては考える幅も広がりません。
だからこそ、仕事とは関係のない世界に触れる時間が大切です。
本を読んで新しい価値観に出会う。普段は見ないジャンルの動画を見てみる。いつもとは違うお店に立ち寄ってみる。
そんな何気ない体験でも、後になって仕事と結びつくことがあります。
たとえば旅行先で見かけた案内表示の分かりやすさに感心した経験が、後日ホームページの導線を考えるヒントになることも。
「これは仕事に関係ない」と決めつけず、少しだけ興味の幅を広げてみる。その積み重ねが、自分だけの引き出しを増やしてくれます。
2.「気になった」をそのままにしない
アイデアが尽きない人には、もう一つ共通点があります。
それは、日常の小さな気づきを見逃さないこと!
「なぜこのお店はいつも人が多いんだろう。」
「このアプリ、すごく使いやすいな。」
「この言い方、分かりやすいな。」
そんな小さな違和感や感動を、そのまま通り過ぎないこと。
しかも、「なぜそう感じたのだろう」と少しだけ考え、気づいたことをメモに残す習慣をすることです。
スマートフォンのメモ機能でも十分ですし、一言だけでも構いません。
人は意外と忘れる生き物なので、そのときは「いいことを思いついた」と感じても、数日後には思い出せないことも起こりがちです。
気づきを書き留めておくことは、自分だけのアイデア帳を作ることでもあり、ネタの宝庫になります。
3.「関係ないもの」を組み合わせてみる
アイデアは、一つの知識だけでは生まれず、異なる経験や知識が結びついたとき、新しい発想になります。
たとえば、「これを仕事に応用できないかな」と考えるクセをつけてみるだけでも十分です。
最初は無理やりに思えるかもしれませんが、ちょっと試してほしい工夫の1つです。
「この接客の仕方はホームページにも活かせそう。」
「このイベントの工夫は会社の情報発信にも応用できそう。」
そんなふうに、一見関係のないもの同士を結び付けて考えることで、少しずつ発想の幅が広がっていきます。
最初から正解を探そうとすると、なかなかアイデアは出てきませんので、「もし組み合わせたらどうなるだろう」と気軽に考えるくらいのほうが、思いがけない発見につながることもあります。
何と何を混ぜると、おいしいミックスジュースができるかな?というくらいの感覚です。
アイデアは日常の中で育っていく
アイデアが豊富な人を見ると、「才能がある人なんだな」と思ってしまいますが、それは、日々の思考の癖があるのではないかなと思います。
日頃から新しいものに触れ、小さな気づきを集め、それらを自分なりにつなげる習慣を続けている人が多いものです。
仕事の引き出しは、一日で増えるものではありませんし、本を一冊読んだこと、初めての場所へ出かけたこと、ふと気になった出来事をメモしたこと。
そんな小さな経験の積み重ねが、少しずつ自分だけの財産になっていきます。
「これって仕事に活かせるかもしれない。」
そんな視点で毎日を過ごしていると、これまで何気なく見過ごしていた景色も、アイデアの宝庫に変わります。
新しい企画や提案は、机の前で頭を抱えているときよりも、日常の何気ない体験の中から生まれることがあり、それを見過ごさずにキャッチしておくことです。
仕事の引き出しを増やすことは、自分の可能性を広げることでもあります。
まずは今日、少しだけいつもと違うことをしてみませんか。
その小さな一歩が、明日の仕事につながる新しいアイデアを運んできてくれるかもしれません。