マジカルナンバーを聞いたことがありますか?私たち人間が瞬時に短期記憶できる情報量は限られています。身近で言えば、電話番号やクレジットカードなどでハイフンを使用し、少ない数字のかたまりを作っています。
実は、このような例がマーケティング、webサイトの構成などでも活躍しています。
マジカルナンバーとは
マジカルナンバーとは、アメリカの心理学者ジョージ・ミラーが発表したもので、
のことです。
マジカルナンバーの定義はいくつかあり、時代とともに数が変わっているようです。総合して言えることは、人間が日常生活において短期記憶できる情報量は、3~5,6個のかたまり(チャンク)であり、それを超えると記憶に残りにくくなるとされています。
【マジカルナンバーの変化】
ジョージ・ミラー・・・7±2個のチャンク
ネルソン・コーワン(2001年)・・・4±1個のチャンク
チャンクとは?
チャンクとは、「一つの意味や認識のまとまり」をいいます。例えば、弊社のHPのグローバルメニューには
という7つのタブがあります。この1つ1つのタブの用語がチャンクとなり、7つのチャンクが使われています。
電話番号も有名な例です。ハイフンで区切ることによって、長い番号を細分化させています。1つのチャンクを短くしているため、記憶に残りやすくなっています。
マジカルナンバーが注目される理由
私たちの日常でマジカルナンバーが使われている所はどこでしょうか。
例えば、企業のキャッチコピーは3つくらいのチャンクが使われていることが多いですね。
あなたと、コンビに、ファミリーマート
Drive Your Dream(日産)
また、トップ3、御三家、三大〇〇、3つのプラン・・・世界中でも、「3」という数字は多く使われています。
プラン、ルール、法則、特徴、理由など、様々な場面で説明や商品をアピールする時、項目の数を絞ることで、わかりやすく伝えることができ、印象に残ります。相手の記憶に残らなくては意味がありません。
そこで有効なのがマジカルナンバーを意識するということになります。
マジカルナンバーを意識して情報量をコントロール
このマジカルナンバーをビジネスに活かせる場面は数多くあります。多くの情報量を細分化し、コントロールすること相手にわかりやすく伝え、記憶に定着させることができます。
Webサイトの構築においても、多くの情報量をどのようにまとめるかは大きなポイントです。マジカルナンバーを意識して構築することで、より効果的なサービスが期待できます。
自分自身のタスク管理にもチャンク化は有効ですので、多くの情報で混乱してしまう場合は、情報を細分化してまとめてみましょう。